BE:FIRSTメンバーが見せた覚悟と成長...映画『BE:the ONE』プロデューサーが明かす

BE:FIRSTメンバーが見せた覚悟と成長...映画『BE:the ONE』プロデューサーが明かす

映画『BE:the ONE -START BEYOND DREAMS-』が公開中だ。デビューから初の全国ツアーまでの軌跡を追ったBE:FIRST THE MOVIE第1弾『BE:the ONE』、初の東京ドーム公演1日目に取材した第2弾『BE:the ONE -MEANT TO BE-』に続く、BE:FIRSTの軌跡を追った第3弾作品となる。本作では初のワールドツアーを完全取材し、BE:FIRSTの夢の先を記録している。今回、J:magazine!では第1弾からプロデューサーを務める鈴木健太郎氏にインタビューを敢行。作品に込められた思いやBE:FIRSTメンバーの成長などについて聞いた。

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■SKY-HIプロデューサーと描いた、BE:FIRSTのありのままの姿

──制作にあたり、プロデューサーのSKY-HIさんとはどのようなお話をされたのでしょうか。

「日髙さん(SKY-HIさん)からは、『ライブを中心に構成した前作までとは違い、今回は彼らの旅のプロセスを届けてほしい』というお話をいただきました。初めてのワールドツアーという正念場の中で、彼らが何に悩み、何を選び取り、どう成長していったのか。そうした一瞬一瞬にこそ、彼らの『本当の姿』が宿る。ロードムービーのように、前を向いて進み続ける彼らの背中を追いかけることで、BE:FIRSTというグループの『今』を、ありのままに感じ取ってもらえるのではないか、などの話をしました」

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──本作の制作において、どのようなことを大事にされたのでしょうか。

「BE:FIRSTメンバーとスタッフがいつも通りの空気でいられる環境を整えることです。さらに、作り手の解釈を押し付けるのではなく、『現場の空気』をそのまま観客に手渡すということでした。この作品は演出でドラマを作るのではなく、彼ら自身の時間の中にあるドラマを発見する作業だったと思っています」

■「いざ正念場」に込められた、夢の先へ挑むプロ集団としてのすごみ

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──タイトルの「START BEYOND DREAMS」にはどういった思いが込められていますか。

「日髙さん(SKY-HIさん)からこのタイトル、そして『いざ正念場』というキャッチコピーをもらった瞬間、胸が熱くなりました。大きな夢をかなえて終わりにするのではなく、その先にある新しい世界に挑戦する、彼らなりの決意だと感じたからです。本作は単なる記録ではなく、現在進行形の『挑戦の物語』です。夢をつかんだ後の彼らがどう闘い、高まっていくのか。その圧倒的な熱量と高揚感を、ぜひ劇場の大きなスクリーンで体感していただきたいです」

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──初のワールドツアーを中心とした構成となっていますが、印象に残ったシーンについて教えてください。

「たくさんありますが......『Blissful』のライブシーンです。正念場の真っただ中にいながら、彼らは決して悲壮感を漂わせない。むしろ無邪気で、情熱的で、楽しむことをやめない。あの瞬間に宿っていたポジティブなエネルギーは、BE:FIRSTというグループの本質を象徴していると感じました」

──シリーズ3作目となる本作。1作目の撮影を開始した当時のグループの第一印象を教えてください。

「若さや勢いだけに頼らず、自分たちが今どこに立ち、どこへ向かうべきかを冷静に把握する力があると思いました。そのクレバーな強さは、他のどのグループにもない唯一無二の魅力だと感じていました」

■メンバーの成長と変化。ワールドツアーを経て広がった視界

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──そんな彼らの成長、変化をどのように感じていらっしゃいますか。

「個々のキャラクターが大きく変わったというより、グループとして積み重ねてきた経験が、表現の幅と深さをより豊かなものにしたと感じています。ワールドツアーを経て、内側の結束と外側への視野、その両方が広がった印象です。もはや『仲がいい』なんていう、ありふれた言葉では彼らの関係は説明しきれなくて、お互いの才能を磨き合いながら、誰も見たことがない場所へ突き進んでいく『志を共にする、すごみのあるプロ集団』へと進化した。それが、今の彼らに対する私の率直な印象です」

──本作では、オフでの姿が多く捉えられています。そんな中で感じたBE:FIRSTの魅力とは?

「どんな環境下にあっても、『心から楽しんでいるグループ』。これに尽きます。過酷な環境やプレッシャーにさらされても、自分たちの意志でその場の空気を前向きに変え、明るくし、まるで遊び尽くすかのように動き続けることをやめない。そのポジティブな姿勢は、周りのスタッフにも波及し、現場全体を動かす大きな力になっていました。それは単なる天性の才能ではなく、彼らがこれまで一つ一つ積み重ねてきた『覚悟』の表れだと思います。その強さの中に宿るひたむきな献身性に、大きな刺激を受けました」

■映画『BE:the ONE』最新作が映し出す、挑戦を楽しむポジティブな熱量

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──これからのBE:FIRSTに対して、どのような未来を期待されていますか。

「挑戦そのものを遊び尽くせるグループであり続けてほしいです。リスクを恐れず、新しいステージへ挑むプロセスを心から楽しむ姿は、理屈抜きに観る者の心を震わせます。彼らなら、そのマインドは日本だけでなく、世界規模に伝播させると確信しています」

──本作を鑑賞する方に対して、「こんなことを感じてもらえればうれしい」という思いをお聞かせください。

「この作品は、夢をかなえた先にあった『正念場』を映し出しています。壁に正面から向き合い、それをしなやかに、ときに楽しみながら超えていく彼らの姿は、今まさに挑戦の渦中にいる方や、これから一歩を踏み出そうとする方の心に確実に響くはずです。『まだまだ遊び足りない』という純粋なエネルギーと、その裏にある底知れぬ覚悟。BE:FIRSTが放つ『熱量』と『体温』を、ぜひ劇場の大きなスクリーンで、ご自身の物語と重ね合わせながら受け取ってください」

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BE:FIRST(ビーファースト) PROFILE

BMSGに所属する、SOTA、SHUNTO、MANATO、RYUHEI、JUNON、LEOの6人組ダンス&ボーカルグループ。それぞれが歌・ダンス・ラップに対して高いクオリティとポテンシャルを持っているのと同時に、作詞・作曲・コレオグラフにまで発揮される音楽的感度の高さ、そしてそれぞれが個性を持った華やかさが魅力。「BE:FIRST」と名付けられたこの6人組は、プレデビューから日本の各種チャートの1位を席巻。アジア、そして世界へのワールドツアーも経て、更なる進化を遂げている。また2026年には、5月16日(土)・17日(日)の2日間に渡り、味の素スタジアムにて初のスタジアムライブ『BE:FIRST Stadium Live 2026 We are the "BE:ST"』を開催することを発表した。

取材・文/ふくだりょうこ

放送日時:2026年3月 1日 17:00~

チャンネル:WOWOW ライブ

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