REAL AKIBA BOYZ・龍の単独公演はダンスと生バンドの即興で生まれるガチバトル!
音楽・K-POP TV初インタビュー
2026.01.23
REAL AKIBA BOYZのメンバー、龍が7月26日に東京キネマ倶楽部で開催した単独では初となるダンスワンマンライブ「龍LIVE『絶闘』」の模様を収録した「絶闘 龍単独公演」と、龍本人がゲストとともにライブを振り返るスペシャル対談を収録したドキュメンタリー「絶闘 アフタートーク」が、1月27日(火)に映画・チャンネルNECOにて放送される。
「絶闘 龍単独公演」では昼公演の全編と夜公演のゲスト出演部分に加え、龍のダンスのルーツに迫る特別企画「~龍が踊りを始めた日~」も放送する。「絶闘 アフタートーク」では、昼公演でゲスト出演した小玉ひかりと共に公演の裏側に迫る。
今回、ダンサーとしても大いなる挑戦となった、ダンスのワンマンライブを成功させた龍にインタビューを行い、開催までの経緯と公演に懸ける思い、ライブを終えた感想、ライブの裏話、見どころなどを語ってもらった。

――ワンマンライブ開催に至った経緯は?
「僕はライブに行くのがすごく好きなんです。というのも、アーティストさんを見るためにたくさんの人が会場に来て、その皆さんの期待に応えるようにパフォーマンスをする、この"して・やられて"みたいな関係がすごく好きなんですよね。で、それをダンスでやりたいなと思ったのがきっかけです。ダンスでワンマンなんて普通考えないですし、ダンスでたくさんの人に見てもらうのってバックダンサー以外なかなかないので、『何か新しい挑戦をしてみたい』というのと、『自分の好きなものをやりたい』ということで、直接(メンバーの)けいたんさんに『やらせてください』とお願いしました」
――ダンス1本でありながらも多彩な演出が魅力的でしたが、内容はどのように決めていったのですか?
「ワンマンをやるというのが決まって、まずは社内の仲の良いメンバーを集めました。デザイナー、カメラマン、ライブ制作、マネージャーの4人と僕を含めた5人で『龍ライブチーム』というのを勝手に結成して、社長に『この5人でやりたいです』と直談判しまして。社内では孤島のような感じになっちゃったんですけど(笑)、このチームで『とにかく自分たちがやりたいと思ったことを、自分たちでかたちにしよう』と決めて、5人で『ここはこういう演出を入れたいよね』とか『こういう施策をやっていきたい』など、龍ライブに関することは全部チームで話し合って決めていきました」

――生バンドの演奏で踊るというのも刺激的でした。
「元々、『バンドでやりたい』というのは僕が言っていて、それがかたちになったんです。僕は生バンドのライブを見るのが好きで、好きなアーティストさんが生バンドでライブをやっているのを見て、たくさんの人に見てもらっていたので、『いいな。俺もこれやりたいな』と思った気持ちを、そのまま純粋にやらせてもらいました。
音源だと毎回同じものしか流れないですが、生バンドだと1音1音の質ってその瞬間にしか出ないですし、即興のアレンジも入ったりするのが、すごくダンスに近しいものがあるなと思って。ダンスも同じ振りをやっていても毎回同じことができるわけじゃないので、『その関係性もいいな』と思いつつ、生の音の厚みも加味して『僕は生バンドとの相性がいいんだろうな』と思って。
今回の公演では、裏から音を1ミリも出していないんです。本当に生バンドの4人が奏でる音しか流れていないんですよ。だから、ちょっと出たとこ勝負というか、ダンスバトルに近いニュアンスがあるんです。ダンスバトルは即興で踊るし、直前までどんな音楽が流れるか分からないので、本当にその瞬間にしか生まれない奇跡とかがあるんですけど、そんなダンスバトルに似た感覚がありました」

――タイトル「絶闘」に込めた思いは?
「まずは、音楽でライブをしているアーティストさんたちに向けて、僕はダンスを武器に"闘う"という意味があって、あとは他のダンサーたちに向けて『俺はここまでやるよ』という挑戦状の意味での"闘い"、そして体力的にめちゃくちゃ大変なので自分との"闘い"、見に来てくれたお客さんの期待に応えられるかというお客さんとの"闘い"、ステージでの生バンドとの"闘い"など、"闘い"という名のいろんな挑戦という意味があって、『それらを絶対に倒す』という思いを込めて『絶闘』としました」
――ステージを作り上げていく上での苦労などは?
「なかなかとんでもないスケジュールの中でやっていたというのもそうなのですが、何より苦労したのは振り付け制作ですね。公演の8割が振り付けもの、2割が即興というような割合だったのですが、振り付けは全部自分で作っていて、一番ギリギリまでかかったんですよね。中でも、キタニタツヤさんの『ずうっといっしょ!』という曲は、自分の中で解釈を深めたくて、何度も曲を聴いて、いろいろ振り付けを考えていたら、完成したのが本番の2日前とかでした...(笑)」

――冒頭から激しく始まって、そのまま走り切るというパワフルな構成でした。
「体力的なこととか、作る時は何も考えてないんですよね(笑)。考えなく、とにかくやりたいことを詰めたので。1曲目のH ZETTRIOさんの『晴天-Hale Sola-』は、自分の中でざっくりとマイケル・ジャクソンみたいなイメージがあって。バッと出てきて、ポーズをとって、みんながわーっと沸く、みたいな。その曲を絶対1曲目で使いたいと思っていたので、1曲目からあんなに疲れる曲になってしまって...。2曲目もバトルで踊った曲、3曲目は一番激しい曲で、猪突猛進な感じでやりたいことを詰め込んだ結果、ああなりました(笑)」
――構成が決まってから、体力的な不安はなかったのですか?
「ありましたよ、もちろん(笑)。最初に作ったのがアンコールで披露したなとりさんの『絶対零度』という曲なのですが、1回ライブ前の別のイベントでフルで通したら、『俺、1曲踊り切れないな』って思ったんです。それで、ワンマンに思いを馳せて、『ただでさえこの1曲が踊り切れないのに、他にあと何十曲あるんだよ...』と絶望の淵に立ちました。それから『体力調整をして、いかにクオリティを落とさずに、お客さんに楽しんでもらえるか』ということを目標に作り上げていきました。本当にギリギリの"闘い"でしたね」

――そんなギリギリの"闘い"が昼と夜の2公演もありました。
「『本当に夜公演もやるのかな』って自分でも思ってました(笑)。体力が持たな過ぎて、昼公演が終わってマッサージを受けたんですけど、酸欠で頭は痛いし、疲れのせいでご飯も食べられないし...みたいな。本当に直前までぶっ倒れた状態で休んでいて、1曲目は『イチかバチかで行くしかねぇ』と思って出ました。夜公演はちょっと弊害が出ていて、頭が回っていなくて、MCではよく分からないこと言ってました。そこに関しては、負けていましたね(笑)」
――初めてのワンマンを終えてみて、今の心境は?
「いやもうバカなので、『(チーム全員で)大成功だったね』って(笑)。もちろん、『配信では、ここをこう映してほしかった』とか『ここの照明はこうした方が良かったね』とか、チーム5人で振り返って反省点を洗い出したんですけど、結局は『いいライブだったね』に落ち着きました。一方で、今回のファーストライブは『絶闘』というタイトルですが、これから龍LIVEを続けていく上で、何かと"闘い"続ける、挑戦し続けるわけだから、ベースはずっと『絶闘』だなとも思いました」

――今回、ライブの様子が番組で放送されますが、改めて見どころを教えてください。
「バンドメンバーの見え方から、ゲストさんとの絡み方まで全部こだわったのですが、やはりこのライブの醍醐味は"生バンドとダンスの即興で生まれる、その瞬間にしかない奇跡"みたいなところがあるので、楽曲でいうとナノウさんの『ハロ/ハワユ』や星野源さんの『Pop Virus』、そしてオープニングの『晴天-Hale Sola-』とかは、『振り付けじゃないんだな』と思いながら見てもらえると、すごく面白いんじゃないかなと思います」
――最後にファンの皆さん、ご覧になる方々にメッセージをお願いします。
「このライブを見て、自分の人生について考えたり、『いい音楽だったな』とか『いいダンスだったな』とか、いろいろ感じていただけたらうれしいです。龍LIVEはこれからどんどん加速していくと思いますので、『今後、僕のライブに来た時にどう思うのか』、そして『より楽しんでほしい』と思っていますので、まずはファーストライブとなるこの『絶闘』をご覧いただき、楽しんでいただけたらと思います!」

文/原田健 撮影/梁瀬玉実




