2NE1が約10年半ぶりに日本単独コンサート開催!チケット完売のプレミアムライブを生中継
音楽・K-POP 生中継
2024.12.09
第2世代K-POPアイドルたちが次々と復活を遂げる中、ついに15周年を迎えたレジェンドガールズグループ2NE1が、約10年ぶりの単独コンサートで完全体カムバック! チケットソールドアウトとなった伝説のグループの日本公演『2024 2NE1 CONCERT [WELCOME BACK] IN JAPAN』が12月15日にテレ朝チャンネル1で生中継される。
2NE1は、YG ENTERTAINMENTのヤン・ヒョンソク代表(当時)が「女性版のBIGBANGを誕生させる」として2009年にデビューさせたCL(シーエル)、BOM(ボム)、DARA(ダラ)、MINZY(ミンジ)の4人から成るガールズグループ。
K-POP界ではかわいらしいガールズグループが全盛期だった時代に、奇抜な衣装やヘアメークで異性に媚びることなく「I AM THE BEST」と歌う彼女たちは、これまでのガールズグループの固定概念を覆し"ガールクラッシュ(同性である女性が憧れるほど魅力的な女性)"と称され、現在のBLACKPINKらの路線の元祖となった。
BIGBANG同様、その楽曲やパフォーマンスへの評価も高く、デビュー曲「FIRE」から音楽番組で1位を獲り続け、2014年の「COME BACK HOME」まで、2011年には日本デビュー。そして2012年には韓国ガールズグループ初となるワールドツアーを行うなど、その勢いはすさまじいものだった。
しかし2014年の2度目のワールドツアー「ALL OR NOTHING World Tour」を終えると、CLがアメリカで活動を始めるなど各人のソロ活動が活発化。2016年にはMINZYがYG ENTERTAINMENTとの契約を更新せず脱退し、3人組に。そして2016年11月25日、解散が発表された。
そんな2NE1が約6年ぶりに再集結してステージに登場したのが、2022年4月17日のアメリカ最大級の音楽フェスティバル「Coachella Valley Music and Arts Festival」だった。ソロとして出演していたCLのステージ中、他の3人がサプライズで登場し、大ヒット曲「I AM THE BEST」を熱唱した。彼女たちの完全体のステージは、実に2015年12月に香港で開かれた「2015 MAMA」以来。この電撃的な復活劇に世界中のファンが歓喜した。
2024年7月22日には、YG ENTERTAINMENTのヤン・ヒョンソク総括プロデューサーが2NE1完全体での活動を発表し、10月には韓国で『2024 2NE1 CONCERT [WELCOME BACK] IN SEOUL』を開催。ビッグスターの復活に、NewJeans、aespa、Stray Kids、BOYNEXTDOORら後輩アイドルから、ジョン・ヨンファ(CNBLUE)、KEY (SHINee)など同世代の現役K-POPアイドルたちも会場に詰めかけた。また、SE7EN、GUMMY、BIGBANGのG-DRAGONとD-LITE、WINNER、iKONのDK、BLACKPINKら懐かしのYGファミリーも大集結しライブを楽しみ、YGファミリーの末っ子・BABYMONSTERがライブにゲスト出演しファミリーの結束の健在ぶりを見せた。韓国の後はマニラ、ジャカルタ、神戸、香港、東京、シンガポール、バンコク、台北、ホーチミン、マカオなどでアジアツアーを回る。
ソウル公演の記者会見でCLが「[WELCOME BACK]では"クラシックな2NE1の姿"を見せたい」と語ったように、このツアーでは振付や楽曲にアレンジを加えるよりも、オリジナルの2NE1が堪能できる構成に。もちろん、懐かしのヒット曲満載のセットリストだ。
解散後も彼女たちの楽曲やスタイルは、新しい世代のアーティストやファンに影響を与え続けている。この再結成は、2NE1が持つ象徴的な存在感を再確認させ、K-POPの歴史を再び彩る機会となるはずだ。チケット争奪戦に撃沈して落ち込んでいた、リアルタイムに応援していた第2世代ファンはもちろん、第5世代ファンにも2NE1のレジェンドたる所以をこの生中継で確認してほしい。
文/坂本ゆかり