Appare!が念願の日本武道館公演で集大成を見せる!
音楽・K-POP 生中継
2024.08.14
7人組アイドルグループ・Appare!が8月16日に初の日本武道館ワンマンライブ「Appare!やったれ武道館〜玉ねぎいただきます!〜」を開催する。結成4周年を迎えた2020年7月に"天晴れ!原宿"から"Appare!"に改名し、新たなスタートを切った彼女たちが、ついに日本武道館の舞台にたどり着いた。
そんな彼女たちの魅力の一つが、メンバー7人がそれぞれ全くタイプの違う個性を持っていることだ。メンバーカラー赤の"れいちむ"こと朝比奈れいは、王道アイドルと言えるタイプ。唯一のオリジナルメンバーということもあり、グループの中心的存在で、メンバーからの信頼も厚い。ミントグリーンの"ゆめちゃん"こと永堀ゆめの持ち味は"素直さ"と"ポジティブさ"。感情表現が豊かで、それを生かしてライブでは曲ごとの雰囲気に合わせていろんな色を感じさせてくれる。白の"めいぽむ"こと藤宮めいは、"あざと可愛さ"が魅力。何気なくとったポーズやステージ中のパフォーマンスにもそういった部分が垣間見えて、目が離せなくなる。黄色の"れあたん"こと七瀬れあは、トークの能力にも長けていて、ライブでMCを担当し、ステージ上でリードしてくれる。加入当時は最年少だったため妹キャラのような印象も強かったが、後輩の加入などにより意識が変わり大きく成長した。青の"すずぽん"こと藍井すずは、元気さとパワフルさがグループNo.1。ステージ上でも力強く躍動感のあるパフォーマンスでオーディエンスを盛り上げてくれる。そして紫の"のかのか"こと工藤のかは長身でスタイルも良く、年齢よりも大人っぽい雰囲気を持っている。しかし、いい意味で天然なところもあり、そのギャップが多くの人を惹きつける。桃色の"あみち"こと橋本あみは、その色を象徴するかのようにアイドルとしての"可愛さ"が全面に感じられるキャラクター。天真爛漫(らんまん)な性格で、みんなを笑顔にしてくれる
そしてなにより、Appare!の魅力として欠かせないのが"ライブ"だ。「天晴れ!原宿」時代から楽曲のクオリティーが高く、「君の眼球越し救いたまえアイドルよ」をはじめ、ややダークな世界観の「アイネクライネ幼き恋だね」、歌詞の言葉の響きがクセになる「パレリラパレリラ」、力強く拳を突き上げる「アッパライナ」、そしてライブでは横移動しながら一体感を作り出す「キミだけのワンダーランド」などでライブを盛り上げる。
楽曲タイトルからも楽しさが感じられる「ぱ ぴ ぷ ぺPOP!」や速いテンポが心地いい「特注オートクチュールダンス」「絶対猛信デイドリーマー」、今年の7月に配信リリースされた「OSHIOSHIO」もユニークな曲で、さらに「キミだけのワンダーランド」の2024年バージョンも配信された。
Appare!が日本武道館公演を目指すことを宣言したのは2022年9月の東京・日比谷野外音楽堂公演。楽曲のリリースはもちろん、コンスタントにライブも行い、着実に動員数を増やしてきた。精力的に活動を行ったことが実を結び、昨年8月に行われた「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」(TIF2024)では、「TIFアイドル総選挙」で優勝。7人の努力が一つの形となって表れた出来事だった。
8月16日の日本武道館公演は、天晴れ!原宿時代を含めたAppare!の大きな集大成となるはずだ。今年発表した新曲「希望のヒカリ」は、日本武道館に向けてのメンバーたちの思いが込められた楽曲。この曲だけでなく、歌唱されるどの曲も、同曲の歌詞にあるように、手を繋いで笑い合って、みんなと大合唱になりそうだ。
生中継される初の日本武道館公演を観て、Appare!の築き上げてきた世界を一緒に楽しんでもらいたい。
文/田中隆信