初のフルオーケストラコンサート開催!アーティスト・宮野真守の現在地
音楽・K-POP TV初
2024.08.14
声優、俳優、歌手として絶大な人気を誇る宮野真守が、6月8日に東京ガーデンシアターで行った初のフルオーケストラコンサート「billboard classics 宮野真守 Premium Symphonic Concert 2024」がTBSチャンネル1で8月17日(土)にテレビ初独占放送される。
宮野が声優としてのキャリアをスタートさせたのは2001年。海外ドラマ「私はケイトリン」で、ジェレニー・フォーリーが演じるグリフェンの日本語吹き替え版の声を担当した。翌2002年に発売されたPlaystation2用のゲーム「キングダムハーツ」のリク役で注目度が上がった。2006年から2007年にかけて放送されたアニメ「DEATH NOTE」の夜神月役で、その人気が決定的になり、その後、「機動戦士ガンダム00」シリーズの刹那・F・セイエイ役をはじめ、多くの人気作品に出演している。アニメや海外ドラマの吹き替えのほか、洋画の吹き替え、さらには実写映画や舞台への出演など、幅広いフィールドで活躍している。
音楽活動も、その活動の柱の一つ。2008年にシングル「Discovery」で歌手デビューし、声優としての活動で培った感情豊かな表現を歌にも生かし、歌手としてのスタイルも確立。2009年からライブも多く行っており、音楽におけるステージも彼の才能と魅力が発揮される場所になっている。
2024年6月8日、宮野にとって初のフルオーケストラコンサート「billboard classics 宮野真守 Premium Symphonic Concert 2024 〜AUTHENTICA〜」が東京ガーデンシアターで開催された。ツアータイトルは"本物"を意味する「Authentic」から着想を得たもので、昨年アーティストデビュー15周年を迎えて、さらに磨きのかかった音楽を届けるための新しい挑戦にもなった。
演奏を務めるのは指揮・中田延亮と神奈川フィルハーモニー管弦楽団。「Overture『Beautiful Life』」で始まると、ブルーのロング丈の衣装を着た宮野が登場し、「...君へ」を歌唱。バラードの「REFRAIN」をしっとりと歌い上げ、オーケストラアレンジによる「アンコール」などがオーディエンスの心にダイレクトに届けられていく。MCなしでじっくりと歌を届けた第1部は「MOONLIGHT」で締めくくった。
オーケストラによるムソルグスキー「プロムナード」(「展覧会の絵」より)で始まった第2部。黒のタキシードに着替えた宮野が登場し、「EVER LOVE」でスタート。コンサート当日、6月8日は宮野の41歳の誕生日ということで、コンサートのタイトル名と同じ「AUTHENTICA」というタイトルの新曲を披露。逆に、ファンの人たちが嬉しいプレゼントを受け取ることとなった。そのお返し的な感じで、次に「Happy Happy Birthday」を全員で大合唱。そして「The Birth」「LAST DANCE」でさらに盛り上げて第2部が終了。アンコールは「透明」を歌唱し、バースデーケーキの登場があって、「Kiss×Kiss」、歌手としての原点であるデビュー曲「Discovery」で初のフルオーケストラコンサートを締めくくった。
フルオーケストラコンサートということで、いつもとは違う荘厳な雰囲気が感じられたり、オーケストラならではのアレンジで聞かせてくれたり、貴重なステージとなった。いつもとは違うけれど、歌手・アーティストとしての宮野真守の魅力は存分に発揮され、表現力の豊かさ、ステージ上での存在感などを改めて感じさせてくれるライブとなった。このコンサートの模様はTBSチャンネル1で全曲ノーカットで独占放送されるので、宮野ワールドをたっぷりと味わってもらいたい。
文/田中隆信