まずは見始めてほしい!「アストリッドとラファエル」に武田真治がおすすめ度星5つ
海外ドラマ 見放題インタビュー
2026.03.11
几帳面でこだわりが強く、犯罪資料局で働く自閉症のアストリッド。一方、大らかで誰にでもフレンドリーな刑事ラファエル。あらゆる面で正反対の二人が、難事件を解決しながら唯一無二の相棒へと成長していくミステリードラマ「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」。そのシーズン1から最新シーズン6までが、現在J:COM STREAMで見放題配信中だ。今回、最近本作に夢中になっている俳優・武田真治に、その魅力を語ってもらった。

「アストリッドとラファエル 文書係の事件禄 シーズン6」
(C) Caroline DUBOIS - France Télévisions - JLA
――「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」は、もともとご存じでしたか?
「実は存じ上げていませんでした。でも海外ドラマは好きなので、見始めてすぐに『見つけた!』と思いましたね。それと同時に、"なぜ武田真治がフランスのドラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』を世に広めたいのか?"と疑問に思われる方もいるかもしれません。実は僕、かつてフランス映画に主演しているんです。1998年に公開されたジャン=ピエール・リモザン監督の『Tokyo Eyes』という作品で、カンヌ国際映画祭の"ある視点"部門に出品されました。
翌年には、沖田総司役で出演した大島渚監督の『御法度』もカンヌで上映されていて。そういう縁もあって、フランス作品には特別な思いがあるんです。最近はハリウッド大作や韓国ドラマに押され、フランス作品に触れる機会が少なくなっている気もします。でも"人間ドラマといえばフランス"という魅力はやはり健在だと思い、多くの人に触れてほしいと思いました」

――本作への第一印象はいかがでしたか?
「とても現代的な刑事ドラマだと思いました。アストリッドは自閉症ですが、抜群の記憶力と推測力を持っている。膨大な資料の中から関連性を瞬時に見抜き、『あのファイルとあのファイルのここを組み合わせたら、ここは共通しているから犯人が同一人物かもしれない』と提示できる。その能力を買われて、早い段階から捜査に関わっていくんです。以前のドラマなら、こうしたキャラクターが現場に出るまでに上司との衝突があったり、認められるまでに何話もかかったりすることが多かった。
でも本作は1話から彼女の能力を前提に物語が進む。その潔さが見やすいし、今の時代に合っていると感じました。アストリッドはコミュニケーションが得意ではありませんが、 "マイナス"よりも"プラス"を見ている。抜群の記憶力と推測力を武器に、そこから導き出される可能性や、普通の刑事が持たない視点で事件を見ることで、新しい可能性が開けていく。日本でも、特性のある方の能力がもっと社会で生かされるといいなと考えさせられました」

「アストリッドとラファエル 文書係の事件禄 シーズン1」
(C) FRANCE TELEVISIONS - JLA PRODUCTIONS - Be-FILMS - RTBF (Television belge) - 2019
――武田さんが感じる本作の最大の魅力は?
「刑事ドラマでありながら、友情や家族愛が丁寧に描かれていること。そして何より、事件そのものが一つひとつ面白い。そのバランスが絶妙です。正反対の二人が組むことで、見えなかった角度から物事が見えるようになる。バディとして成長していく過程の気持ち良さがありますよね。アストリッドは自己肯定感が低いキャラクターですが、事件を通じて少しずつ自信を得ていく。その姿を見ていると、自然と応援したくなるんです」

――アストリッドとラファエルのように、武田さんにとって"相棒"と呼べる存在を教えてください。
「筋肉とサックスですね(笑)。誰にも奪えないし、自分で育ててきたもの。ずっとそばにある存在という意味で、大事な相棒だと思っています」
――最後に、本作のおすすめ度を教えてください。
「何かをしながらでもいいから、まずは見始めてほしいですね。俳優陣の巧みな演技や、画面から漂うフランスらしいおしゃれな空気感は、後からじわじわ感じられるはずです。一度見始めたら、きっとハマる。オススメ度は星5つです!」
取材・文/中村実香 撮影/中川容邦
【プロフィール】
武田真治
高校在学時に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞。数々のドラマや映画に出演し、映画『御法度』では日本アカデミー賞優秀助演男優賞とブルーリボン賞最優秀助演男優賞を受賞。バラエティ番組やサックスでの音楽活動でも知られる。





