アストリッド役のサラ・モーテンセンらが来日! 人気ミステリードラマ「アストリッドとラファエル」ファンミーティングでファン全員とハグも⁉

アストリッド役のサラ・モーテンセンらが来日! 人気ミステリードラマ「アストリッドとラファエル」ファンミーティングでファン全員とハグも⁉

犯罪資料局で働く、几帳面で論理的な自閉症のアストリッドと、思いついたら即行動する猪突猛進型だが、おおらかで誰に対してもフレンドリーな警視のラファエル。そんな正反対の二人が互いの足りない部分を補い合い、協力し合うことでさまざまな難事件を解決していくフランス発のミステリー「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」の最新作であるシーズン5が、ミステリーチャンネルにて3月22日(土)に一挙放送される(シーズン1~4も3月20日(木・祝)より一挙放送)。これを記念して、主人公の一人であるアストリッド役のサラ・モーテンセンと、アストリッドの恋人であるテツオ・タナカを演じるケンゴ・サイトウが来日。3月6日に東京都内の映画館にて「ミステリーチャンネルpresents『アストリッドとラファエル』ファンミーティング supported by スカパー!」と題したファンミーティングを開催した。

当日は、多数の応募の中から選ばれた幸運なファンたちが「一秒でも速くアストリッドとテツオに会いたい!」と、開場前から長い列を形成。受付では、アストリッドの大好きな色で、自閉症のシンボルカラーでもある青のバラのコサージュがプレゼントされた。左胸にコサージュをつけたファンたちで埋め尽くされた客席は、バラ園のような華やかな雰囲気に。そんな会場に満面の笑みをたたえながらサラとケンゴが姿を現した。

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サラは、ウェーブが美しいショートヘアに黒のラメが光るジャケットを素肌にはおり、黒のショートパンツ&網タイツ、そしてスエードのブーツというグラマラスなファッション。一方のケンゴは、淡いブルーグレーのニットに、暖色系のマフラーをゆったりと巻いたリラックススタイルで登壇。会場からは「キレイ!」「素敵!」「カッコいい!」という感激の声があちこちから上がっていた。

拍手が鳴り止まない中、二人から挨拶が。サラからは「皆さん来てくださってありがとうございます。こんなにたくさんの方が来てくれるなんて本当に嬉しいです。犯罪資料局でおとなしく仕事をしているアストリッドが、皆さんの前にやって来るということに私自身もとっても感動しています」とコメント。ケンゴは「皆様、全国からきていただきありがとうございます」と前置きしてから「日本語で話すのが異様な感じですか?」と客席に問い掛け、会場からは笑い声と拍手が起こる場面も。続けて「ファンの方々のおかげで、今回もこうやって日本に来ることができ、フランスからのスタッフたちと一緒に今、東京を楽しんでいます。どうもありがとうございます」と感謝を述べた。

ファンから寄せられた二人への質問コーナーからスタートしたファンミーティングでは、ドラマへの出演のいきさつや自身と演じている役柄との共通点などについて、サラとケンゴがそれぞれ回答。

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サラは、アストリッドを演じる際の感覚を「例えて言うならば、シェアハウスのルームメイトみたいな感じでしょうか。ドラマを撮影している時、私の居場所は冷蔵庫の本当のすみっこにしかもらえていなくて、ほとんどアパート全体をアストリッドが占めていて、撮影が終われば私の居場所もできるみたいな、そういうルームメイトみたいな感じでしょうか」と、ユニークに表現した。

ケンゴもテツオを演じるにあたって「僕もどちらかというと物静かというか、シャイな部分があって、そういう点が似ているので、演じやすいキャラクターかとは思います」と回答。この日、会場に駆けつけたケンゴの母も大きく頷き、息子のコメントに同意していた。

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そして絶賛撮影中というシーズン6についての質問が飛ぶと、サラは「撮影はすでに4エピソードまで終了していて、日本からフランスに戻ったら残りの4エピソードを撮影することになっています。今のところ、私が言えることは、今まで5つのシーズンで一つずつパズルを組み合わせて、素晴らしいパズルの相関図ができていましたよね。いろいろなステップを踏んで、いろいろな人物が登場して『やっとこれで終わりかな』と思ったところで、ビューと風が吹いてきて、パズルが地面に全部落ちてしまって、また新たにパズルを一つずつ組み立てていくという、そんなシーズン6になっています。皆さん今、準備万端って思ってらっしゃるかもしれませんが、全然万端じゃないですよ」と、いたずらっぽく微笑んだ。

続いては、ファンから事前に募集した、シーズン1〜4での「もう一度観たい名シーン ベスト10」を発表。シーズン3の第6話でアストリッドとテツオが初めてキスを交わしたシーンが第8位にランクインしたほか、二人の心が通い合っていく過程での名場面が7〜6位に選ばれた。

そして、シーズン4の第7話でアストリッドが異母兄弟の弟・ニルスのベビーシッターを"信頼する人"として母にお願いするシーンが第3位にランクイン。アストリッドの母を演じているのは、サラの実母でもある俳優エリザベス・モーテンセン。その母が今、あまり元気がない状態だということを明かした上で、サラは「胸にグッとくるものがあります」とうっすらと目に涙を浮かべていた。

そして栄えある第1位に輝いたのが、シーズン1の第6話で、ラファエルに指ぬきをプレゼントしたアストリッドが、彼女に「あなたは私の指ぬきよ」という言葉で最大限の友情を示し、ラファエルが感激するシーン。投票したファンの半数以上がこのシーンを選んだとのこと。サラは「実は撮影以降、一度もこのシーンを見ていませんでした。今、こうして皆さんと一緒にこのシーンを見返してみると、マジカルと言っていいほど、素晴らしいことが描かれているのが『アストリッドとラファエル』という作品が大ヒットしている理由なんじゃないかな、と思います」と語った。

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来場したファンへのプレゼント抽選会が行われたあと、ファンから寄せられたメッセージを盛り込んだ似顔絵入りポスターが2人に贈呈された。サラは「信じられない! 皆さん素晴らしい人たちばかりなので、日本で暮らします」と大感激。ケンゴも「日本のファンの方々の熱心な思いが、本当に伝わります。 ありがとうございます」と感謝を口にした。

最後は、メッセージポスターも交えてファン全員との記念撮影が行われ、ファンミーティングは終了。...と思いきや、一度、ステージを後にしたサラとケンゴが再び姿を現し、「素晴らしい皆さんとハグをしないと帰れない!」として、ファン一人一人とハグ&握手をするという前代未聞の展開に。キャスト陣と温かく礼儀正しいファンとの愛のこもった交流は20分以上にわたって行われ、会場全体がハッピーな雰囲気に包まれながら、奇跡のファンミーティングは幕を下ろした。

取材・文/中村実香

放送日時:2025年3月20日 06:00~

チャンネル:ミステリーチャンネル

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