鋭い観察眼で事件を解決!マダムが活躍するミステリードラマ5選「IQ160清掃員モルガンは捜査コンサルタント」ほか

鋭い観察眼で事件を解決!マダムが活躍するミステリードラマ5選「IQ160清掃員モルガンは捜査コンサルタント」ほか

美しく年齢を重ねてきた女性――"マダム"は、豊かな人生経験に裏打ちされた鋭い観察眼を備えた存在だ。海外ドラマでは、ほんの数ミリ髪を切っただけでも「あら、美容室へ行ったのね。似合ってるわ」と気づいてしまうような洞察力を武器に、難事件の真相へと迫るマダムたちが数多く描かれてきた。ユーモアと知性を併せ持つ彼女たちは、時に警察顔負けの推理力で周囲を驚かせる。今回は、そんな才能あふれる魅力的なマダムが大活躍するミステリー5作品を紹介する。

IQ160清掃員モルガンは捜査コンサルタント(シーズン5)

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2021年4月に本国フランスで放送がスタートして以来、世界的ヒットを記録しているフレンチ・ミステリー。主人公モルガンは、IQ160という驚異的な頭脳の持ち主。しかし、その高すぎる知能ゆえのとっぴな行動で周囲と衝突し、3人の子どもを育てるシングルマザーとして清掃員の仕事に就いていた。そんな彼女の人生は、勤務先の警察署で目にした殺人事件の資料から矛盾を見抜いたことをきっかけに一変。卓越した分析力を買われ、捜査コンサルタントとして事件解決に協力することになる。

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ハイヒールにタイトなデニム、アニマル柄ジャケット、大ぶりのフープピアス――ギャル系ファッションに身を包み、思い立ったら即行動のモルガンは、堅物刑事カラデックをはじめ慎重派ぞろいの警察組織では明らかに異色の存在だ。しかし、その圧倒的な頭の回転と常識にとらわれない発想で難事件を鮮やかに解決していく姿は爽快そのもの。1話完結のテンポの良い構成に加え、子どもたちとの絆や恋の行方など、ヒューマンドラマとしての魅力もたっぷり詰まっている。ミステリーチャンネルで独占日本初放送となる最終シーズンのシーズン5では、第4子出産という大イベントを経て、さらにパワーアップしたモルガンが登場。母として、そして名探偵として進化を遂げた彼女の活躍から目が離せない。

マドモアゼル・ホームズの捜査日記(シーズン2)

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名探偵シャーロック・ホームズのひ孫でありながら、警察署で苦情処理係として静かに働いていたシャルリー。だが、ある交通事故をきっかけに人生は一変する。事故後、それまで服用していた精神安定剤をやめたことで、曽祖父譲りの鋭い観察力と推理力が覚醒。彼女は、病理医の研修生サミーを相棒に、次々と事件解決へと乗り出していく。現代フランスを舞台に、ホームズの血を引くシャルリーと、彼女にとっての"ワトソン"的存在であるサミーが、軽妙な掛け合いを交えながら難事件を鮮やかに解き明かすフレンチ・ミステリーだ。

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理性で自分を抑え込んできたシャルリーが、本来の情熱と才能を解き放ち、自らの意志で人生を選び取っていく姿も本作の大きな見どころ。人気フレンチミステリー「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」で有名なローラ・ドヴェールが、その変化と成長を生き生きと体現している。シーズン2は、シーズン1終盤の衝撃的な出来事から3カ月後が舞台。曽祖父シャーロックの遺志を継ぐ決意を固めたシャルリーと、相棒サミーとの関係性の進展も大きな鍵となる。推理のさえとともに、二人がどんな未来を選び取るのかにも期待が高まる。

ヴェラ〜信念の女警部〜(シーズン1~4)

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2011年にイギリスで放送がスタートし、長年にわたり高い支持を集めてきた本格派刑事ドラマ。イングランド北東部の荒涼とした風景を背景に、仕事一筋の女警部ヴェラ・スタンホープが難事件に挑む姿と、事件の裏に潜む人間模様を重厚に描き出す。原作は、英国推理小説界を代表する作家アン・クリーヴスのベストセラー小説だ。

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主人公ヴェラを演じるのは、大英帝国勲章を受章し、ゴールデン・グローブ賞や英国アカデミー賞など数々の栄誉に輝く名女優ブレンダ・ブレシン。飾らない風貌とぶっきらぼうな物言いの奥に、鋭い洞察力と深い共感力をにじませるその演技は、本作の大きな魅力となっている。2025年1月、シーズン14をもってシリーズは堂々の完結。今回放送されるシーズン1~14では、ヴェラという唯一無二のキャラクターを深化させていくブレシンの円熟した演技とともに、揺るがぬ信念を貫く"マダム刑事"の歩みをじっくり堪能できる。

マーロー殺人倶楽部の事件簿(シーズン1~2)

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映画『007』シリーズのマネーペニー役や「ダウントン・アビー」のロザムンド役で知られるサマンサ・ボンド主演。ミステリーとユーモアが心地よく調和した、英国発のコージー・ミステリーだ。舞台は、テムズ川沿いに広がるバッキンガムシャーの美しい田舎町マーロー。ある日、隣家の銃声を耳にした元考古学者ジュディスは、独自に調査を開始する。やがて、シングルマザーで犬の散歩代行者のスージー、司祭の妻ベックスと出会い、三人はそれぞれの知恵と行動力を持ち寄って事件に挑むことに。年齢も経歴も異なるマダムたちが、抜群のチームワークで殺人事件を解決へと導いていく。

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原作は「ミステリー in パラダイス」のクリエイター、ロバート・ソログッドによる同名ベストセラー小説。巧みな犯人探しのプロセスはもちろん、三人の友情が少しずつ深まっていく過程も大きな魅力だ。さらに、物語を彩るマーローの穏やかな街並みや美しい自然風景も見逃せない。ジュディスの隣人が銃殺される事件から始まる全2話構成のシーズン1に続き、全3話のシーズン2では、結婚式を翌日に控えた裕福な高齢男性が書斎で戸棚の下敷きになって死亡するという新たな事件が発生。アマチュア探偵として名をはせ始めたマダム三人組が、再び鮮やかな推理で真相へと迫っていく。

マダム・ホワイトのアンティーク事件簿(シーズン2)

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イギリス・マンチェスターで骨董(こっとう)品店を営むジーン・ホワイト。確かな審美眼を持つ彼女の人生は、フランスへ買い付けに出ていた夫が交通事故で急逝したことで一変する。しかも、夫が所持していたはずの貴重な指輪が現場から消えていた。その謎を追うため、ジーンは南フランスの小さな骨董の町サン・ヴィクトワールへと向かう。夫の死の真相を探る中で、ジーンは持ち前の鋭い観察力とアンティークに関する豊富な知識を武器に、町で起こるさまざまな事件に挑むことに。骨董品に秘められた歴史や逸話が事件解決の鍵となる、知的好奇心をくすぐるアート・ミステリーだ。

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主人公ジーンを演じるのは、イギリスの人気俳優サリー・リンジー。自ら脚本も手がけ、聡明さとユーモアを併せ持つマダム像を魅力的に描き出している。シーズン2では、クリスマスを目前に活気づくサン・ヴィクトワールが舞台。地元警察署長の妻が殺害されるという衝撃的な事件が発生し、ジーンは再び危険な謎へと足を踏み入れる。華やかな祝祭ムードの陰で交錯する思惑と真実を、アンティークの知識と洞察力で解き明かしていく。

文/中村実香

放送日時:2026年3月 1日 21:40~

チャンネル:ミステリーチャンネル

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放送日時:2026年3月 1日 16:00~

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