「NCIS:ネイビー犯罪捜査班」の人気カップル再び!「NCIS:トニー&ジヴァ」主演2人が語る新作撮影秘話と20年越しの想い
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2025.11.26
2003年にスタートし、世界中で愛されてきた大ヒット・クライムサスペンス「NCIS:ネイビー犯罪捜査班」。そのパイロット版から登場した捜査官トニーことアンソニー・ディノッゾと、シーズン3からチームに加わったイスラエル情報機関モサド出身のエージェント、ジヴァ・ダヴィード。長い年月をかけて信頼と絆を育み、家族となった2人がついに主役として帰ってきた。
パラマウントプラスで配信中の「NCIS:トニー&ジヴァ」は、フランス・パリやハンガリー・ブダペストの美しい街並みを舞台に、キャスト陣による迫力のアクション、そして過去と現在が交錯するスタイリッシュなドラマ展開が魅力の最新作だ。トニーとジヴァを演じるのは、前作から続投のマイケル・ウェザリーとコート・デ・パブロ。シリーズ史上"最強カップル"として熱烈な支持を集める2人に、撮影の手応えやキャラクターへの思いについて話を聞いた。

――久しぶりにトニーとジヴァを演じての手応えはいかがでしたか?
コート「二人がまた会うなんて、本当にすごいことよね。だって最初の出会いは20年前なんだから」
マイケル「この状況を例えるなら、一番お気に入りのデニムかな。気に入っていたデニムだと思って久々に履いてみたら、ぴったりだった......そんな感じなんだ」
コート「まだ履けるわよね(笑)」
マイケル「昔は履けたよ(笑)」

――ドラマ制作決定の知らせを初めて聞いた際、どのような気持ちでしたか?
コート「実は、ずっと提案はしてきたの。それこそ何年も前からね。何度か企画が動きかけて、契約までいって、制作が始まろうとしていたところで急に立ち消えになった。それが1年前の話よ。だから心の準備はずっとしていたわ」
マイケル「僕は、ブダペストのセットで撮影初日を迎えるまで、全く実感がなかった。もちろん現場には入って、みんなも集まっていたけれど、『カット!』という掛け声を聞いた瞬間にようやく思ったんだ」
マイケル&コート「"戻ってきた"ってね」

――本シリーズでは、お二人ともエグゼクティブプロデューサーとしても参加していますが、何かストーリーに関してリクエストを出しましたか?
コート「マイケルは別の注文をしてたわよね?」
マイケル「チョコは必須、ってね(笑)」
コート「そうは見えないけど実は彼、あまりこだわりがないの」
マイケル「でも、正式にエグゼクティブプロデューサーになる前から、人物設定については考えていたんだ。製作が始まるずっと前からファンにいろいろと聞かれていたからね。大きな決断をしたジヴァは一体どれだけ傷ついているのか? そんな彼女の言葉をトニーは果たして信じられるのか? 二人の子どもは? 問題が起きたらどうする?」
コート「協力する? 恋愛感情は再燃する?」
マイケル「こういう部分に製作者として意見を言うことができた。でも、考えてみたら僕らは20年前から変わらず」
マイケル&コート「ずっと"口うるさかった"」
コート「確かに(笑)。肩書が加わっただけよ。昔から俳優としてはいろいろと考えて意見を言っていたから。ただ、けじめはあって......カメラの前に立ったら、一切言わなかったわよね。疑問があっても、カメラの前ではスタッフを信じていた」

――シリーズ開始にあたり、特に気合いを入れたことは?
マイケル「一つは舞台。それにキャスト」
コート「舞台は大きいと思う。物語の中でも重要な要素だものね。それとトニーとジヴァの
恋愛アクションの舞台として、本当に美しい街を選ぶことができた。そこに最高のキャストを集められたわ」
マイケル「目を見張るほどの才能を持ったヨーロッパの俳優たちが集結したんだ」
――世界中のファンから届く絶賛の声を聞いての感想をお聞かせください。
コート「みんなの愛が本当に力になったわ。私たちが楽しく演じるのはもちろんだけど、それだけじゃなくて、みんなが求めてくれている物語と世界がある。すごく愛されているあの世界をまた作りたかったの」
マイケル「ファンのみんなから多くのコメントをもらったね。ベルリンやローマの街や空港、ミラノやトロントでもそうだ。ニューヨーク、それにオーストラリア......世界中にファンがいて、本当にいろいろな国に行かせてもらった。そして、みんなが心待ちにしてくれている」
コート「長い間、期待してくれていたことが伝わったわ」

――「NCIS」シリーズで、好きなシーンを教えてください。
マイケル「本当に日によって違うんだ。でも、今日はすごく懐かしいから、君(コート)との初めて出会ったシーンにするよ。君が現れて、僕はオフィスのイスで手を頭の後ろで組むことにした。撮影では同じ姿勢が求められるのに、安易に決めたせいで、ずっとこの格好でいる羽目になったんだよね」
コート「あの姿勢が何を意味するか分かる? "開放"よ」
マイケル「なるほど」
コート「つまり"オープン"ってこと。あの時どれだけリラックスしていたの?(笑)」

――トニー&ジヴァの活躍を待ち望んでいた「NCIS」シリーズファンの皆さん、そして本作からお二人のファンになった皆さんへメッセージをお願いします。
コート「これで日本に行く理由ができたわね。京都を訪れてみたいわ」
マイケル「僕は『ダーク・エンジェル』の宣伝で東京に行ったことがあって、すごくいい経験だったね。東京などの街に行って『NCIS』がどれほど人気があるか知ったよ」
コート「ファンの皆さんと実際に会ってみたいわ」
マイケル「すごく喜んでくれて、僕は感激したよ。こんなに日本で僕たちのドラマを見てくれる人がいるんだってね」
コート「皆さん、本当にありがとう!」














