スタローン、セガール、シュワルツェネッガー...秋の夜長に味わいたいアクションスター6選

スタローン、セガール、シュワルツェネッガー...秋の夜長に味わいたいアクションスター6選

全世界の映画&ドラマファンを魅了するアクションスター。たくましい筋肉とそれに支えられたスタミナ、自分の正義を最後まで貫き通す強靱な精神を持つヒーローを体現する、6人の俳優たちの魅力をご紹介する。

■70代とは思えないほどの胸板の厚さとフェロモンが魅力!シルヴェスタ・スタローン

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脚本と主演の二足のわらじで挑んだ映画「ロッキー」で、一躍スターダムに登りつめたシルヴェスタ・スタローン。鍛え上げられた肉体と低音の美声、脚本も手掛けるマルチな才能と、自ら生み出した役柄を完璧に体現できる演技力を武器に、「ランボー」シリーズなどで1970〜90年代にかけてアクションスターとして不動の地位を築き上げた。2006年の「ロッキー・ザ・ファイナル」、08年の「ランボー/最後の戦場」、そして2010年の「エクスペンダブルズ」などの大ヒット作でも監督・脚本・主演を務めるなど、歳を重ねてもなお精力的にアクション映画で存在感を放ってきた。そんな彼が70代でTVドラマ初主演を飾ったのが、2022年スタートの大ヒット・クライムアクション「タルサ・キング」シリーズだ。

スタローンが演じるのは、仲間の身代わりとなり、25年もの長きに渡って刑務所暮らしを送ってきたギャング、ドワイト・マンフレディ。地元ニューヨークからアメリカ南中部にあるオクラホマ州タルサへと追い出される。しかし、持ち前のカリスマ性と頭脳を駆使して、マンフレディ・ファミリーと呼ぶべき仲間と事業を獲得していく。上質なスーツを分厚い胸板で着こなし、一向に衰えることのないフェロモンが漂う低音の美声で周囲の人々を惹きつけるドワイトだが、彼が最高に輝くのは対立組織との抗争で、自ら先陣を切って敵地に乗り込んでいくところ。仲間と共に戦い、彼らを守るためならば自らの手を汚す侠気(おとこぎ)こそ、ドワイトが「キング」と慕われる所以なのだ。10月10日に配信開始のシーズン3でも、新たな敵から愛するファミリーと恋人を守るため、大活躍するドワイトをいきいきと演じるスタローンに会えるはず。

■エレガントなスーツ姿で、熱血アクションを披露!ジェレミー・レナー

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映画「ジェフリー・ダーマー」で、実在した殺人鬼ジェフリー・ダーマーを熱演したことで、注目を集めたジェレミー・レナー。2003年の映画「S.W.A.T.」で披露したガンアクションと、コリン・ファレルとの格闘シーンで鮮烈な印象を残した彼がブレイクを果たしたのは、2009年の米アカデミー賞作品賞などに輝き、自身もアカデミー主演男優賞にノミネートされた「ハート・ロッカー」での迫真の演技によるもの。その後は主人公を演じた「ボーン・レガシー」やドラマ「ホークアイ」での知的なビジュアルと情熱的なアクションで世界中のファンを魅了し続けている彼の最新TVシリーズが「メイヤー・オブ・キングスタウン」だ。

シルヴェスタ・スタローン主演の「タルサ・キング」などで知られるクリエイター、テイラー・シェリダンが手掛ける同作は、7つの刑務所によって支えられている架空の都市・キングスタウンが舞台。街を牛耳るギャングたちや警察および刑務官、そして一般市民によるバランスを保つために奔走する"市長"の役割を兄から受け継いだマイク・マクラスキーをレナーが演じている。エレガントにスーツを着こなし、紳士的なふるまいでキングスタウン市民の悩みに耳を傾けるマイクだが、自分の信じる正義を貫こうとするあまり、法を破ってしまうことも。そんなマイクをレナーは気迫に満ちた演技で体現。なかでも子どもや女性といった社会的立場の弱い存在を守るためならば、問答無用で相手を叩きのめすマイクからにじみ出る隣人愛をしっかりと表現したレナーの演技力に、誰もが心動かされるだろう。

■20世紀を代表するアクションスターのひとり!アーノルド・シュワルツェネッガー

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ボディービルダーとして不動の地位を築いたのち、ハリウッドデビューしたアーノルド・シュワルツェネッガー。1982年の映画「コナン・ザ・グレート」で披露した彫刻のような肉体美で注目を集めた後、ジェームズ・キャメロン監督作「ターミネーター」では、未来からやってきた人型兵器T-800を完璧に演じてシュワルツェネッガーの名前を全世界にとどろかせた。続く「コマンドー」「トータル・リコール」といったアクションはもちろん、「ツインズ」「キンダガートン・コップ」などのコメディでは人間味あふれる演技を披露し、役者としての幅を広げた彼が再び、キャメロン監督とタッグを組んだのが「ターミネーター2」だ。

シリーズ第2弾では、未来社会で人々のリーダーとなるジョン・コナー(エドワード・ファーロング)を守るため、未来のジョンから現代に送り込まれたターミネーターという、見かけは同一でも前作とは正反対のポジションで登場。同じく未来からやって来た液体金属製の最新ターミネーター、T-1000(ロバート・パトリック)とのバトルシーンの迫力に、目を奪われること確実だろう。また、ジョンとは、まるで父子のような絆を結び、彼らの別れのシーンでの「人間が泣く気持ちがわかった」とジョンの涙を拭き、自ら溶鉱炉に沈みながら、ジョンにサムズアップするというクライマックスシーンは、今なお色あせることない名場面だ。

■「沈黙」シリーズで大ブレイクした最強イケオジ!スティーヴン・セガール

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製作・原案・主演を務めた映画「刑事ニコ/法の死角」でデビューし、注目を集めたスティーヴン・セガール。1992年公開の主演作「沈黙の戦艦」にて、元ネイビーシールズという最強コック、ライバックを華麗に演じて大ブレイク。親しみやすいビジュアルに加え、日本で生活していた際に会得した流暢な関西弁や、かつての妻との間に生まれた子どもたちが、剣太郎 セガールと藤谷文子として芸能界で活躍していたこともあり、日本では特に人気の高いアクションスターとして知られている。そんな彼の最大の魅力は、空手や合気道など、日本で修得した武術をベースとしたアクションのキレ。銃を持った相手でも、すばやく素手で制圧してしまう圧巻のアクションは、まさに華麗のひとこと。

2006年の映画「沈黙の傭兵」で、友人を戦地で失い、残された妻と子を守るために戦う湾岸戦争の英雄ジョン・シーガーを演じたセガールは、ここでも見事なマーシャルアーツを披露。なかでも、レストランのトイレという狭い空間の中で、銃を所持した相手と素手で戦い、見事勝利するまでのシーンで見せるパンチのキレと体さばきの美しさには、思わず見とれてしまうはず。

■鍛え上げられた肉体から繰り出される安定感バツグンのアクション!トム・ハーディ

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「ヴェノム」シリーズや「マッドマックス 怒りのデスロード」などで知られるトム・ハーディは、ブラジリアン柔術オープン・チャンピオンシップで金メダルを獲得するほどの武術家という一面を持つ。そんな彼が、ガイ・リッチー監督が手掛けたクライム・アクション・ドラマ「モブランド」で披露するのは、華麗な銃さばきとバイクアクション。ロンドンを牛耳るマフィアを支えるフィクサーという役柄に圧倒的な説得力を持たせる、安定感バツグンのバトルシーンは必見。

■男性ファンを魅了するクールでスタイリッシュなアクション!ジェイソン・ステイサム

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ガイ・リッチー監督作「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」で俳優デビューを果たしたジェイソン・ステイサム。2002年の「トランスポーター」でブレイクを果たし、2010年の「エクスペンダブルズ」では、シルヴェスタ・スタローン演じるバーニーの右腕という大役を演じきった彼が、2012年公開の「SAFE/セイフ」で演じたのは、マフィアの抗争に巻き込まれた中国人の少女を救うニューヨーク市警の元刑事、ルーク・ライト。素手の状態から銃所持者を制圧していく姿に憧れる男性ファンが多数出現した。

観る者すべてを魅了する、アクションスターたち。秋の夜長は、彼らの華麗な身のこなしと熱演をじっくりと味わってみては。

文/中村実香

放送日時:2025年10月18日 16:15~

チャンネル:WOWOWプラス

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放送日時:2025年10月20日 16:15~

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