Stray Kids、IVE、LE SSERAFIMら豪華共演!KBSの大型音楽祭で2024年のK-POPを総ざらい
音楽・K-POP TV初日本初
2025.05.01
年末といえば、日本では紅白歌合戦や音楽番組の特番などでアイドルやアーティストが集結するのが風物詩となっている。それは、韓国でも同様だ。昨年末に行われた韓国の大型音楽祭が、KBS Worldにて5月4日(日)より3日連続で放送される。
TOMORROW X TOGETHER
(C)KBS
まずは、「2024 Music Bank Global Festival in JAPAN」。韓国KBSの音楽番組「ミュージックバンク」のスペシャルイベントとして、昨年12月に2日間にわたって福岡・みずほPayPayドーム福岡で開催され、延べ7万人を動員した。「ミュージックバンク」現役MCのムン・サンミンと、歴代MCのシン・イェウン、ホン・ウンチェ(LE SSERAFIM)が司会を務め、"プレイリスト"をテーマに計22組のアーティストが出演した。
「day 1」には、TOMORROW X TOGETHER、ATEEZ、WayV、STAYC、NMIXX、NewJeans、xikers、RIIZE、EVNNE、TRENDZ、INIが出演。
NewJeans
(C)KBS
スターターを務めたINIはグローバルボーイズグループらしく、新曲「GLOW」~「LOUD」韓国語バージョンなど3曲を披露。NewJeansはステージからフロアに降りたり、トリを務めたTOMORROW X TOGETHERは大型のフロートでアリーナを移動するなど、ファンの近くで歌う演出も。TOMORROW X TOGETHERのヨンジュンは、ダンサブルなソロ曲「GGUM」も披露した。2日間の開催とあり、各アーティストのステージも1曲だけでなく、しっかりと見られるのがうれしい。
WayV& RIIZE
(C)KBS
音楽祭ならではのコラボステージでは、WayVのテン、シャオジュン、ヤンヤンとRIIZEのショウタロウ、ソヒ、ウンソクが事務所の先輩EXOの「Tempo」で華やかなパフォーマンスを見せ、STAYCのシウンとATEEZのジョンホは、イ・ムジンとHeizeのデュエット曲「When it snows」をしっとりと歌い上げた。スペシャルステージでは、STAYCがヒップダンスで日本でも大ブレークしたKARAの「ミスター」を、衣装を含めて再現したほか、NMIXX、EVNNE、xikersらがK-POPの名曲をカバーした。
NCT WISH
(C)KBS
「day 2」には、Stray Kids、ITZY、LE SSERAFIM、ZEROBASEONE、n.SSign、TWS、NCT WISH、ILLIT、H1-KEY、NEXZ、NouerAが出演。
LE SSERAFIM
(C)KBS
この日は、HKT48のメンバーとして福岡で活動していたLE SSERAFIMのSAKURAが、福岡に凱旋。大きな声で「ただいま!」と挨拶すると、客席から大きな歓声が上がった。ITZYは、約1年活動休止していたリアも復帰し、5人での力強いステージで魅了した。大トリを務めたStray Kidsは、新曲「Walkin On Water」を日本で初披露。圧巻のパフォーマンスで会場を沸かせた。
Stray Kids
(C)KBS
コラボステージでは、第5世代奇跡のコラボとしてZEROBASEONEのソン・ハンビン、n.SSignのハンジュン、TWSのシニュが、NCT DOJAEJUNGの「Perfume」を妖艶にカバー。スペシャルステージでは、NEXZが事務所の先輩であるStray Kidsの「S-Class」を、n.SSign、ILLIT、TWSもK-POPの名曲をカバーした。またH1-KEYは、松原みきの「真夜中のドア〜stay with me」を日本語で歌い会場を驚かせた。
左からソン・ハンビン(ZEROBASEONE)、シニュ(TWS)、ハンジュン(n.SSign)
(C)KBS
そして、「2024 KBS 歌謡祭 Global Festival in KOREA」。こちらはアイドルからベテランまでが集う韓国の年末恒例の生放送の歌謡祭だ。ZICO、ウォニョン(IVE)、キム・ヨンデがMCを務め、NCT 127、NCT DREAM、ENHYPEN、aespa、(G)I-DLE、IVE、BOYNEXTDOOR、イ・チャンウォン、チャン・ミンホ、ヨンタク、イ・ヨンジ、P1Harmony、ONEUS、Kep1er、CRAVITY、KISS OF LIFE、tripleS、UNISといった2024年を彩ったアーティストから、Jinusean、BADA(S.E.S)、Baby V.O.X、ク・ジュンヨプ(DJ KOO)といったレジェンド歌手まで一堂に会した。
NCT 127
(C)KBS
全世代の視聴者が楽しめるのが「KBS 歌謡祭」の特徴だが、2024年は異なる時代に活躍したアーティストたちが音楽を通じて無限に繋がる"INFINITY"がテーマであるだけに、見どころとなったのはレジェンドアーティストと第一線で活躍するアイドルとのコラボステージだった。
aespa
(C)KBS
"元祖妖精グループ"S.E.S.のメインボーカルBADAは、ボーイズグループのCRAVITYとコラボ。さらにaespaの「Next Level」とS.E.S.の大ヒット曲「Dreams Come True」をマッシュアップしたところで、aespaにバトンタッチするという豪華な演出で新旧K-POPファンの胸を熱くした。
"ヒップホップ戦士"のJinuseanは、BOYNEXTDOORとコラボ。さらに、ウォニョン(IVE)が"韓国のマドンナ"と称されるオム・ジョンファをオマージュしてJinuseanのステージでボーカルを務めた。
さらに、現在は女優として活躍しているユン・ウネが所属していた"元祖ガールクラッシュ"のBaby V.O.Xが、14年ぶりに復活。現代のガールクラッシュグループKISS OF LIFEとのコラボステージで会場を沸かせた。
ほかにも、ENHYPENのジョンウォン&ジェイ、(G)I-DLEのミヨン、IVEのリズ、BOYNEXTDOORのソンホの5人がK-POPレジェンドグループgodの「道」を歌い上げ、NCTのマークは、イ・ヨンジとのコラボで新曲「Fraktsiya」を初披露した。
左からイ・ヨンジ、MARK(NCT)
(C)KBS
全世界でヒットした「APT.」の元祖であるユン・スイルがトリを務め、出演したアイドルたちがコーラスで盛り上げ、華やかにフィナーレを飾った。
2024年末を彩った豪華な3番組で、K-POPの現在地がわかるはずだ。
文/坂本ゆかり