「ラブライブ!スーパースター!!」Liella!がTVアニメ3期を再現した圧巻のステージ!伊達さゆり「かのんたちの気持ちが分かりました」

「ラブライブ!スーパースター!!」Liella!がTVアニメ3期を再現した圧巻のステージ!伊達さゆり「かのんたちの気持ちが分かりました」

「ラブライブ!スーパースター!!」のスクールアイドルグループ・Liella!による6thライブツアー「ラブライブ!スーパースター!! Liella! 6th LoveLive! Tour ~Let's be ONE~」。3月9日に国立代々木競技場第一体育館で行われた東京公演Day.2の模様をレポートする。

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(C)2024プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

ライブの開幕を心待ちにするファンの前に、TVアニメ3期のオープニング主題歌「Let's be ONE ~TV Size~」のアニメ映像とおそろいの衣装姿でLiella!のメンバーが登場。スクリーンに映るOP映像を再現するかのように、伊達さゆり(澁谷かのん役)、Liyuu(唐可可役)、岬なこ(嵐千砂都役)、ペイトン尚未(平安名すみれ役)、青山なぎさ(葉月恋役)、鈴原希実(桜小路きな子役)、薮島朱音(米女メイ役)、大熊和奏(若菜四季役)、絵森彩(鬼塚夏美役)、結那(ウィーン・マルガレーテ役)、坂倉花(鬼塚冬毬役)の11人が息の合ったパフォーマンスを披露。続けて、アップテンポな楽曲「青春 HOPPERS」で一気に会場を盛り上げた。

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最初のMCパートでは自己紹介の後、ペイトンが「Liella!が通っている学校がこの周辺にあるみたいで、普段過ごしている街を感じられる2日間になりました」と感想を語る。さらに、前日に誕生日を迎えた岬が「誕生日の前後一日もギリ誕生日かなって」と、うれしそうな様子を見せて場を和ませた。会場を見渡した青山が「グッズをみんなが身に付けてくれてる~」と喜ぶと、「もしかしたら近くに行く可能性もあるからさ」とファンの期待をあおり、会場の熱気はさらに上昇。そんな中、伊達は「まだまだ彼女たちの物語を一緒に作ってくれるとうれしいです」と呼びかけ、温かな一体感に包まれた。

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一瞬の暗転の後、結那がソロ楽曲「Butterfly Wing ~Piano Size Ver.~」を力強くもしっとりと歌い上げ、会場の空気を一変させる。続く「いつものピースサイン」では、1期生の5人がトロッコで会場を巡り、大いにファンを喜ばせた。ここからは、TVアニメ3期のハイライトシーンを追体験するステージへ。スクリーンに映像が流れた後、第2話挿入歌「Bubble Rise」を伊達、結那、坂倉のトマカノーテの3人が息の合ったダンスとともに披露。そのまま結那と坂倉が、ファンシーな楽曲「dolce」をキュートに歌い上げる。再び映像を挟んだ後は、アップテンポな「Special Color」をLiella!が再現し、「ファイティングコール」では2期生4人がパフォーマンスで会場をさらに盛り上げた。

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第5話で披露された中国語の挿入歌「星屑クルージング ~上海 Ver.~」では、Liyuuが情感を込めて優しく歌い上げ、会場を温かい空気で包み込む。続けて、作中でも高い人気を誇る「Tiny Stars 〜TV Size〜」を伊達とLiyuuがデュエット。2人のハーモニーが場内に響き渡ると、その流れのまま第6話で2人がLiella!に加わって披露した「絶対的LOVER」を、キュートなフォーメーションダンスとともに届けた。上海にまつわるトークで盛り上がった後は、結那と坂倉が力強い歌声で「真っ赤。」を披露。さらに、異なる衣装をまとったトマカノーテとLiella!が向かい合いながら「Dazzling Game」を熱唱し、観客を魅了した。そこから一転、衣装チェンジを経て新生Liella!が誕生した第8話のシーンを再現し、再び「Let's be ONE」をパフォーマンス。会場のボルテージは一気に最高潮へと達した。

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熱気冷めやらぬ中、ワンピース衣装に身を包んだ鈴原がソロで「あふれる言葉」を優しく届けると、続けてLiella!が「笑顔の Promise」「Within a Dream」を披露。さらに1期生による「ひとひらだけ」が続き、会場を温かい雰囲気で包み込んだ。そして、第10話の東京大会決勝シーンを再現するように、メンバーカラーの衣装をまとった11人が「スーパースター!!」を力強く歌い上げると、客席からはこの日一番の大きな声援が沸き起こる。紙吹雪が舞う中、伊達は会場を見渡しながら「余韻がすご過ぎて、かのんたちの気持ちが分かりました」と感謝を伝え、これからもLiella!の物語を見守ってほしいと呼びかけた。その後、「結ぶメロディ」を学年ごとに分かれて合唱し、最後はセンターステージに集まった1期生が「始まりは君の空 ~11 Ver.~」を歌唱。アニメ最終回を思わせる展開に、途中から2期生と3期生も加わり、エンディングを飾ると、会場は大きな拍手とともに感動の余韻に包まれた。

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(C)2024プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

幕間では、これまでの歩みを振り返るキャスト陣のインタビュー映像が大ボリュームで上映され、ファンにとって胸が熱くなるひとときに。そして、アンコールが始まると、ライブTシャツに着替えたメンバーたちが登場し、「DAISUKI FULL POWER」で弾ける笑顔と元気いっぱいのパフォーマンスを披露。続く「QUESTION99」では、この日2度目となるトロッコに乗り込み、会場をくまなく巡ってファンと距離を縮めた。さらに、アップテンポなナンバー「シェキラ☆☆☆」が響き渡ると、会場は一体感に包まれ、最後まで笑顔と熱気があふれるステージが続いた。

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最後は、メンバー一人ひとりがライブの感想を伝えた。Liyuuは「この瞬間だけでもみんなを"上海の会場"に連れて行けたことがうれしかったです。いつか皆さんを本当に上海に連れて行ってライブをするのが夢です」と語り、伊達は「いつものピースサイン」の歌詞に触れて「距離が遠くても心がつながっているよって、今回の会場でより知ることができました」とファンの声援に感謝を述べた。また、岬は「今日ここで一緒にいれた時間を心にとどめて、明日から頑張ろうかなって、ちょっとでもパワーになってくださっていたらうれしいです」とメッセージを送り、それぞれが思い思いの言葉でファンへの感謝を伝えた。

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そして、ラストの曲「君・街・空・星」で、それぞれの思いが詰まったかのような歌詞を全員で歌い上げると、ステージの端から端まで歩きながら客席の一人ひとりに手を振り続けた。やがて次々とステージを後にするメンバーたち。最後まで残った大熊、鈴原、絵森、藪島の4人は「これからのLiella!のことも見ていてほしい」と真っすぐな思いを届け、力強くジャンプ。その瞬間、会場は温かな拍手と声援に包まれ、ライブは幕を下ろした。

取材・文/永田正雄

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