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「NCIS:トニー&ジヴァ」シーズン1の見どころがよく分かる!人物相関図付き
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2025.09.04

世界的ヒットシリーズ屈指の人気カップルが贈る、待望の最新スピンオフ
数々の試練を乗り越え、ついに結ばれた「NCIS:ネイビー犯罪捜査班」の人気カップル、トニーとジヴァ。9年の時を経て、ヨーロッパを舞台に彼らが大暴れする姿を描く、痛快サスペンス・アクションが始まる。
見どころ
最強カップルが再集結!巨大な陰謀に挑み、再び息の合った活躍を見せる
ワシントンD.C.を拠点に、アメリカ海軍にまつわる事件を捜査するNCIS(海軍犯罪捜査局)の個性豊かなメンバーが数々の難事件を解決してきた、クリミナル・サスペンス「NCIS :ネイビー犯罪捜査班」シリーズ。その中でも、ファンから"最強カップル"と呼ばれて愛されてきたのが、特別捜査官アンソニー・ディノッゾ(通称トニー)と、イスラエルの情報機関モサド出身の美女ジヴァ・ダヴィードだ。そんな彼らの活躍を描くスピンオフ最新作が「NCIS:トニー&ジヴァ」だ。
「NCIS」シーズン1から登場し、明るいムードメーカーとして愛されてきたトニーは、現在パリでセキュリティーサービス会社を経営している。一方、シーズン3から仲間入りしたジヴァは、同じくパリで国際語学学校を運営しながら、過去の任務で負った心の傷を癒やすためカウンセリングを受けていた。二人は娘タリを育てるパートナーとして、程よい距離を保ちながら穏やかな日々を送っていたが、事態は一変。トニーがインターポールの不正送金事件と事務総長失踪への関与を疑われ、二人そろって国際指名手配されてしまう。
娘を信頼できるシッターのソフィに託し、真相を探るため再びコンビを組むトニー&ジヴァ。真犯人を追う中で見せる、息の合ったアクションと固い絆は、往年のファンを歓喜させること間違いなし。さらに、本作で初めて彼らを知る視聴者も、冒頭のダイジェストで二人の歴史をたどれる。「NCIS」シリーズが誇る最強カップルの姿に、誰もが心を奪われてしまうだろう。
本作のクリエイターは、デイヴィッド・ドゥカヴニー主演のドラマ「アクエリアス 刑事サム・ホディアック」を手がけたジョン・マクナマラ。さらに、エグゼクティブプロデューサーには、トニー役のマイケル・ウェザリーとジヴァ役のコート・デ・パブロも名を連ねている。従来の「NCIS」シリーズのような1話完結型ではなく、全10話を通して1つのストーリーが展開されるのも大きな特徴だ。NCIS時代に培った最強のコンビネーションを駆使し、真犯人を追うスリリングなサスペンスを軸にしながらも、今も強く結ばれている2人の絆、そして娘タリとの家族愛など、多彩な魅力が詰まったドラマに仕上がっている。
オリジナルキャストと個性派俳優陣が融合!物語に新たな息吹を吹き込む
NCISシリーズのシーズン1~13で、主人公ギブスの右腕として活躍してきた特別捜査官アンソニー・ディノッゾ、通称トニーを演じるのは、前作から続投となるマイケル・ウェザリー。「NCIS:ネイビー犯罪捜査班」卒業後に主演した「ブル」のDr. ジェイソン・ブル役でも知られる彼が、再びファン待望の役柄に挑む。娘タリを喜ばせようと、マカロンや紙ナプキンを使っておどけてみせる無邪気さや、いつまでも少年のようなチャーミングな笑顔。一方で、家族であり長年の相棒でもあるジヴァへ注ぐ深い愛情と信頼に満ちたまなざし、大好きな映画に例えて交わす軽妙な会話。これらを通じて、ウェザリーはトニーというキャラクターに、ユーモアと人間味、さらなる奥行きを与えている。
英語・ヘブライ語・フランス語などを自在に操り、鍛え上げられた射撃の腕を誇る、モサド出身の最強美女ジヴァを演じるのは、NCISシリーズから続投のコート・デ・パブロ。シリーズ卒業後は映画『チリ33人 希望の軌跡』などで活躍してきた彼女が、本作では母としての新たな一面を見せる。トニーとの間に生まれた娘タリの存在により、精神的に満たされたジヴァ。その穏やかさは、かつてあまり見られなかった優しい笑顔となって表れている。しかし、タリがトニーを陥れようとする組織の標的にされたと知った瞬間、ジヴァは母としての本能を爆発させ、パリの街を全力で駆け抜け、敵を相手に肉弾戦を繰り広げるド迫力のアクションを披露する。そして見逃せないのが、第1話冒頭のウェディングドレス姿。清楚(せいそ)な装いに、大人の女性らしい柔らかな雰囲気が加わり、年齢を重ねた彼女の美貌は、トニーと同じく見る者を魅了する。
トニーとジヴァの12歳の娘タリを演じるのは、イギリス出身の子役アイラ・ジー。「ファウンデーション」をはじめ、数々のドラマや映画で活躍してきた実力派だ。驚くべきは、そのビジュアルがトニー役のマイケル・ウェザリーとジヴァ役のコート・デ・パブロの両者にどこか似ていて、まるで本当の娘のように見えること。劇中では、父トニーが子どものようにはしゃぐ場面で「人前で恥ずかしいよ」とたしなめたり、危険を避けるために両親がシッターに預ける決断を下しても、わがままを言わず受け入れるなど、聡明(そうめい)で聞き分けの良い少女を見事に体現。落ち着いた演技でタリの魅力を引き出し、物語に自然な温かみを添えている。
トニーの会社で技術部門主任を務めるクローデットを演じるのは、「暗黒と神秘の骨」でイネジュ・ゲーファ役を務めたアミタ・スマン。チューリッヒ工科大学出身のエリートであるクローデットは、トニーが巻き込まれる数々のトラブルにも瞬時に対応できるほど優秀で、頼れる存在だ。ただし、上司のためであっても違法行為には決して手を染めない生真面目さを持つ彼女。しかし、独学ですご腕ハッカーへと成長したボリスと出会ったことで、その堅実な姿勢に少しずつ変化が訪れる。彼女がどのように成長し、どんな選択をしていくのか注目だ。
映画『アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲』で主人公オビ・ワシントンを演じたララ・ロッシが、本作ではトニーとジヴァの娘タリを預かるシッター・ソフィ役を演じる。タリが安全な場所へ避難する際、ジヴァが「かつて政府の下で働き、さまざまな特技を持つ」と語るように、ソフィは決して普通のシッターではない。その謎めいた背景を、ララ・ロッシはしなやかな身のこなしと存在感で体現している。
トニーを国際指名手配に追い込む原因となった謎のミニコンピューター「9.4」を作り出したすご腕ハッカー、ボリス・ペトロフを演じるのは、「エージェント・オブ・シールド」でディヴィス役を務めたマクシミリアン・オシンスキー。結婚を間近に控えた婚約者フルージがいるにもかかわらず、トニー&ジヴァ、そしてクローデットに押しかけられ、成り行きで共に行動することに。やがて仲間として加わっていくボリスを、オシンスキーは底抜けに明るくユーモラスに演じ、作品に軽快なアクセントを添えている。
タリの誕生日パーティーを主催するほど、トニー親子と親しいインターポールのメンバー、ヘンリーを演じるのは、「エージェント・カーター」のエドウィン・ジャーヴィス役で知られるジェームズ・ダーシー。トニーを裏切ったのか、それとも守るために国際指名手配したのか。全ての真相を握る人物を、ダーシーはエレガントかつ巧みに演じ、物語に緊張感と深みを与えている。
インターポールの銀行口座から、トニーの会社に不正送金を行った実行犯マルティーヌを演じるのはフランスの女優ナッシマ・ベンチク。銃を突きつけられたトニーに「どこかで会ったか?」と問われても、「さあ、どうかしら」とはぐらかすミステリアスな美女。しかし、その正体はインターポールのメンバーであることが第1話終盤で明かされ、物語の鍵を握る重要な存在であることが浮かび上がる。
あらすじ
トニーに不正送金疑惑がかけられたことから二人は再びコンビを組む!
2005年、NCISで出会った元殺人課の刑事アンソニー・"トニー"・ディノッゾ(マイケル・ウェザリー)と、イスラエルの情報機関モサドから派遣された美女ジヴァ・ダヴィード(コート・デ・パブロ)。最初は、トニーの軽薄な物言いにジヴァがクールに応対するといった関係だったが、任務を共にする中で次第に絆を深めていく。
ジヴァの恋人をトニーが死なせてしまったり、アフリカでテロ組織に拉致されたジヴァをトニーたちが命懸けで救出するなど、数々の壮絶な出来事を乗り越えた末、二人は結ばれる。ジヴァがトニーに内緒で娘タリを出産するなどもあり、現在はフランス・パリで平穏な生活を送る。トニーはインターポールをクライアントに持つセキュリティーサービス会社を経営し、ジヴァは国際語学学校を運営しながら、過去の任務で受けた心の傷をカウンセリングで癒やしていた。
そんな中、謎の美女によって、インターポールの銀行口座から巨額の資金がどこかへ不正送金される事件が発生。現場に駆けつけたトニーと部下のクローデット(アミタ・スマン)は、現場で「9.4」と刻まれた謎のミニコンピューターを発見し、自社で保管することに。しかし、「9.4」を取り戻そうと、正体不明の男たちが警察を装って会社に押しかけ、さらにタリを監視していると脅してトニーを追い詰める事態に発展する。
トニーから「タリに危険が迫っている」という緊急メッセージをクローデットを通じて受け取ったジヴァは、タリを狙う男の元へ急行。かつて鍛えた武術で見事に制圧する。しかし、その直後、トニーの銀行口座にインターポールから奪われた巨額の資金が入金されたことが判明し、二人は国際指名手配されることになる。
文/中村実香
人物相関図
