「iCarly」シーズン1の見どころがよく分かる!人物相関図付き完全ガイド
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2025.04.30
■イントロダクション
ティーンを夢中にさせた人気コメディーが9年の時を経て待望の復活!
2007年から2012年にかけて放送され、世界的なヒットを記録したティーン向けコメディー「iCarly」。ティーン時代に自身の配信チャンネル「iCarly.com」で注目を集めたカーリーの、ドタバタでちょっぴり大人な日常を描くリブート版が登場。かつての視聴者には懐かしく、初めて見る人にも親しみやすい、新時代の痛快コメディーだ。
■見どころ
オリジナルメンバーに新しい仲間が加わり、「iCarly.com」が再始動!
親友のサムやフレディと共に配信チャンネル「iCarly」を運営し、世界中に笑顔を届けていたティーン時代のカーリー。彼女と仲間たちが巻き起こすドタバタを描いた「iCarly」は、2012年にシーズン7でエンディングを迎えたが、2021年にカーリー役のミランダ・コスグローヴやフレディ役のネイサン・クレスなど、オリジナルキャストが再結集して9年ぶりに復活を果たした。大人になった彼女たちが、時代を反映した共感度バツグンの痛快コメディーを届ける。
父と共に渡ったイタリアから帰国し、再び兄のスペンサーや友人のフレディ一家が暮らすマンションに戻ってきたカーリー。新たな恋人ボーとカップルチャンネルを開設しようと、スペンサーが所有するスタジオにやって来た場面から物語は始まる。カーリーたちと同じマンションに暮らす「iCarly.com」のカメラマン兼プロデューサーのフレディは、9年という時の流れの中でヒゲをたくわえてバツ2の子持ちに。残念ながら、オリジナル版でカーリーのパートナーだったサムは「自分の幸せを追求するんだ」とオブリトレーターズというバイカーギャングに入って街を離れたという設定になっている。
メインキャラクターとして新たに登場するのは、カーリーのルームメイトでスタイリスト志望のハーパーと、フレディの養子で同じ配信者のカーリーをライバル視する少女ミリセント。さらに、ネガティブコメントを多数投稿するアンチや、チャンネル再始動によって再びカーリーへ執着するようになった熱狂的ファンなど、SNS時代ならではのキャラクターも物語に深みを与える。オリジナル版を知っている人はメインキャストの成長ぶりに感激し、知らない人もすぐにカーリーたちを好きになるだろう。
ミランダ・コスグローヴら、オリジナルキャストが大人になって再集結!
オリジナル版のメインキャスト陣は続投。明るい笑顔がステキな美女に成長したカーリーは、ミランダ・コスグローヴが演じる。映画『スクール・オブ・ロック』のサマー役などで知られる彼女は、『怪盗グルー』シリーズで三姉妹の長女マーゴの声優としても活躍。リブート版でも、くるくる変わる表情とハイテンションな演技で、見る人に元気を届けてくれる。また、主題歌「リーヴ・イット・オール・トゥ・ミー」では、変わらず元気いっぱいの歌声を披露。
カーリーの兄スペンサーを演じるのは、ジェリー・トレイナー。オーバーアクションの演技は健在で、裸エプロン姿などの体当たりの演技にも磨きがかかっている。「女検死医ジョーダン」や「ドレイク&ジョシュ」などのドラマにも出演している彼は、アメリカのキッズアニメ「スーパーエージェント TUFFパピー」では主人公ダドリー・パピーの声を務めるなど、声優としても高い評価を得ている。
カーリー&スペンサーの親友フレディを演じるネイサン・クレスも立派な大人に。映画『イントゥ・ザ・ストーム』などに出演し、声優として「スター・ウォーズ 反乱者たち」で人気キャラクターのウェッジ・アンティリーズを好演するなど、演技の幅を広げている。リブート版では、ワイルドなヒゲが似合う父親として、娘と過ごす微笑ましい姿も見せてくれる。
そして、新キャラクターのハーパー役には、映画『アウト・ロー 〜ギリ義理ファミリー〜』や『A Black Lady Sketch Show(原題)』などで強い印象を残してきたレイシー・モーズリー。異性・同性問わずにモテモテというハーパーをゴージャスに演じている。フレディの養子ミリセントは、2010年生まれの子役ジェイディン・トリプレットがキュートな皮肉屋を魅力的に表現。見る者の心をつかむ存在感を放っている。
さらに、前作でおなじみのキャラクターたちも多数登場。フレディの母マリッサ役のメアリー・シェアー、カーリーたちが通っていた学校の校長フランクリン役のティム・ラス、カーリーが好きだけど意地悪してしまうネヴェル役のリード・アレクサンダー、カーリーの熱狂的ファンであるノーラ役のダニエル・モローなど、懐かしい顔ぶれが物語に彩りを加える。そして日本語吹き替え版でも、カーリー役の水樹奈々、スペンサー役の阪口周平らが再び声を担当し、息の合った演技を楽しめる。
■ストーリー
「iCarly」を復活させたカーリーがドタバタな日常を繰り広げる!
ティーン時代に、親友のサムやフレディ(ネイサン・クレス)と共に運営していた配信チャンネル「iCarly」で、一躍有名人となったカーリー(ミランダ・コスグローヴ)。9年の時を経て、大人になった彼女は自身の原点ともいえるチャンネルを再びスタートさせようと決意する。しかし、当時のパートナーのサムは、「自分の幸せを追求する」とオブリトレーターズというバイカーギャングに入って街を離れていた。そのため、現在の恋人ボー(コナー・ハスティング)とのカップルチャンネルとして再始動しようと決めた彼女は、チャンネル再開の瞬間を生配信しようと、アーティストとして活躍中の兄スペンサー(ジェリー・トレイナー)のスタジオを訪れる。そして、かつてのカメラマン&プロデューサーのフレディの協力も得て、生配信がスタート。カーリーがカップルチャンネルの構想を語るやいなや、ボーから突然の別れを告げられるというまさかの展開に。
失恋のショックで1カ月以上も落ち込むカーリーだったが、ルームメイトでスタイリスト志望のハーパー(レイシー・モーズリー)に誘われ、スペンサーの新作アートお披露目パーティーにしぶしぶ参加する。そこで出会ったフレディの養女で配信者のミリセント(ジェイディン・トリプレット)に「1カ月投稿しなければ過去の人」と挑発される。部屋に戻ろうとしたカーリーだったが、かつて一緒にキャンプに参加していたルーク(ルシ・コタ)と再会。新たな恋の予感に胸をときめかせる彼女は、その勢いで別れたばかりのボーに連絡し、自分が幸せだと伝えようとする。しかし、ボーから先に新しい恋人とカップルチャンネルを開設すると報告される。
文/中村実香