「ハッピーフェイス」シーズン1

「ハッピーフェイス」シーズン1

■イントロダクション

実話を基に描く、凶悪な連続殺人犯を父に持つ女性の波乱に満ちた物語

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(C)2025 Paramount International

1990年代のアメリカで、8人の女性を次々と殺害したトラック運転手、キース・ジェスパーソン。犯行後、スマイルマークを添えた声明文を新聞社に送りつけたことから、"ハッピーフェイスキラー"の名で恐れられた。そんな実在の殺人鬼とその家族をモデルにしたサスペンスドラマが登場。

■見どころ

「シリアルキラーの娘」と告白した女性とその家族に待ち受ける過酷な運命とは

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女性に暴行を加えて殺害し、死体を遺棄した現場や新聞社へ送った犯行声明文に、スマイルマークを書き残し続けてきた、"ハッピーフェイスキラー"ことキース・ジェスパーソン。その娘メリッサ・G・ムーアが2018年に発表した自伝『Shattered Silence(原題)』を原作に、殺人の罪で逮捕された父と、犯罪者の子どもとして生きる宿命を背負った娘のいびつな親子関係を描く。制作総指揮を、ゴールデン・グローブ賞などの数多くの賞レースを獲得してきた人気ドラマ「グッド・ワイフ 彼女の評決」を手掛けたロバート・キングとミシェル・キングが務めている。

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家族と共に裕福で穏やかな日々を送るメリッサ。娘ヘイゼルの15歳の誕生日に、差出人名のないバースデーカードが届く。カードには「いつか一緒にチリワックへキャンプしに行きたい。ママに聞け。そこは家族にとって特別な場所だ」というメッセージと、不気味な絵が同封されていた。それが、子どもたちには既に亡くなっていると伝えている、自身の父キースが刑務所から投函(とうかん)したものだと気づく。この出来事を機に、メリッサはひた隠しにしてきた、"ハッピーフェイスキラー"との因縁に向き合うことになる。

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メリッサを中心に、彼女の母や弟、そして全ての元凶である父キースの心情が細やかに描かれる本作。さらに、犯罪被害者やその家族を取り巻く人々の姿もリアルに映し出し、実話を基にしたからこその圧倒的な臨場感を生み出している。特に注目すべきは、祖父がカリスマ的シリアルキラーであると明かしたことで、友人との関係が思わぬ形で深まっていくヘイゼルの姿。思春期ならではの危うさをはらんだ彼女の言動が、やがて予測不能な展開へとつながっていく。

連続殺人犯を熱演するデニス・クエイドをはじめ実力派俳優陣が豪華共演

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(C)2025 Paramount International

主人公メリッサを演じるのは、ブロードウェイ出身の実力派アナリー・アシュフォード。ミュージカル『ウィキッド』(2007)や『キューティー・ブロンド』(2007)に出演し、『You Can't Take It With You(原題)』(2015)では、演劇界最高の栄誉であるトニー賞で最優秀主演女優賞に輝いた経歴を持つ。その大きな瞳で繊細にメリッサの心情を映し出し、抑えきれずにこぼれる大粒の涙は、見る者の心を大きく揺さぶる。

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(C)2025 Paramount International

そして、もう一人の主人公ともいえる"ハッピーフェイスキラー"ことキース・ジェスパーソンを、不気味に演じるのが名優デニス・クエイド。『ライトスタッフ』(1983)や『エデンより彼方に』(2002)などで知られ、近年では『The Special Relationship(原題)』(2010)で元大統領ビル・クリントン、『レーガン』(2024)ではロナルド・レーガンを演じるなど、実在の人物を演じることに定評がある。本作では、モデルとなったキース・ジェスパーソンを徹底的に研究し、その人物像を巧みに再現。メガネの奥で鈍く光る瞳、物言いたげにゆがむ口元、無邪気な笑顔に潜む冷徹さ、自信に満ちた話し方など、クエイドの演技によって、ジェスパーソンの持つ不気味なカリスマ性が際立つ。彼が演じることで、「なぜ8人もの被害者が彼に心を許し、関係を持ってしまったのか」という疑問さえ、一瞬でふに落ちる説得力を生み出している。

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メリッサがヘアメイクとして働くリアリティー番組のMC、ドクター・グレッグ役のデヴィッド・ヘアウッドも、実在の人物もモデルにした『ウィニー ~ネルソン・マンデラの妻として~』(2010)で、ネルソン・マンデラを熱演したことも記憶に新しい。そして、メリッサの夫ベンを「マッドメン」シーズン6から登場したボブ・ベンソン役でも知られるジェームズ・ウォークが務める。持ち前のエレガントな雰囲気を生かしながら、妻を支える銀行マンという役柄をリアルに演じ、物語に説得力を与えている。

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また、メリッサの娘・ヘイゼル役を務めるカイラ・アインも、思春期ならではの繊細な心の揺らぎを、微細な表情の変化で見事に表現。祖父が世間を騒がせたシリアルキラーであるという事実を知った彼女が、戸惑いながらも自らのアイデンティティーを模索していく姿は物語にさらなる深みを与えている。

■ストーリー

一通の手紙をきっかけに平穏な日々を送っていた家族の運命が大きく動き出す

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銀行マンの夫ベン(ジェームズ・ウォーク)と2人の子どもと共に、裕福で穏やかな日々を送るメリッサ(アナリー・アシュフォード)。娘ヘイゼル(カイラ・アイン)の15歳の誕生日に、差出人名のないバースデーカードが届く。「いつか一緒にチリワックへキャンプしに行きたい。ママに聞け。そこは家族にとって特別な場所だ」と書かれたカードには、胸元がスイカの断面図になっている金髪の女性が描かれた、不気味な絵が同封されていた。それが、子どもたちには既に亡くなっていると伝えている、自身の父キース(デニス・クエイド)が刑務所から投函したものだと気づいたメリッサは、獄中の父へ「二度と子どもたちに手紙や変な絵を送らないで」と、怒りのメッセージを電話で残す。

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翌日、メリッサはヘアメイクを担当するリアリティー番組「ドクター・グレッグ・ショー」のMC、ドクター・グレッグ(デヴィッド・ヘアウッド)に呼び出される。そこで、連続殺人犯"ハッピーフェイスキラー"から「ある殺人の情報があるが、ドクター・グレッグとメリッサにしか話さない」との電話があったことを告げられる。ハッピーフェイスキラーが自分の父キースであることをその場で明かしたメリッサは、グレッグや番組プロデューサーのアイヴィ(タメラ・トマキリ)の前で、父と会話をすることに。その中で、黙秘していた9件目の罪を告白したキースは、言葉巧みにメリッサが面会に来るよう仕向ける。

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15年ぶりに父キースと再会したメリッサは、彼が明かしていなかった9人目の殺人の容疑で、もうすぐ死刑執行される人物がいることを知る。冤罪(えんざい)であることを訴えるため、アメリカ各地を飛び回るメリッサ。一方、亡くなっていたと聞かされていた祖父がカリスマ的凶悪犯だと知ったヘイゼルが、ハッピーフェイスキラーに興味を抱くようになるなど、彼女が守りたかった家族に大きな変化が訪れる。

文/中村実香

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