今年も大谷翔平、藤井聡太らが歴史的な活躍!激動と感動の2024年を振り返る
特集 生中継独占配信
2024.12.25
2024年は、スポーツ、エンタメ、政治など、さまざまな分野で大きな話題が生まれた一年だった。J:COMで今年テレビ視聴が伸びた日を参考に、その時期に起こっていた出来事をピックアップして、あらためて2024年がどんな年だったのかを振り返る。
※上記の今年の出来事カレンダー中、特にテレビ視聴が伸びた日は次の通り 3月20日~21日、7月7日、7月26日~8月11日、8月7日~21日、8月28日~9月8日、9月16日、9月20日、9月27日、10月27日、10月30日
pick up 1:タイトル戦20連覇など、藤井聡太七冠が快進撃!
将棋界にまた新たな伝説が刻まれた。その主役は、言わずと知れた藤井聡太七冠だ。彼はこれまで数々の記録を打ち立ててきたが、今年はその勢いをさらに加速させ、2月には前人未到のタイトル戦20連覇を達成(当時、八冠)。第72期王座戦 五番勝負 第3局では、藤井王座が永瀬拓矢九段に対して156手で劇的な逆転勝利を収めた。最終盤で藤井王座が仕掛けた勝負手に、解説者も驚きを隠せない様子だった。さらに、第95期棋聖戦 五番勝負でも藤井棋聖が快進撃を続けた。山崎隆之八段との対戦で、藤井棋聖は3連勝で防衛を果たした。第1局では90手という短手数で勝利を収め、その後も圧倒的な強さを見せつけた。この結果により、藤井棋聖は5連覇を達成し、永世棋聖の称号を獲得するという偉業を成し遂げた。22歳という若さでありながら、彼が見せる熟練の技術と落ち着きは、「天才」の一言では語り尽くせない。彼の指し手からは、将棋という伝統文化の奥深さと、それを現代においても進化させている力強さが伝わってくる。
pick up 2:大谷翔平選手が「50-50」達成&ドジャース優勝!
ソウルシリーズからスタートした今年のメジャーリーグベースボール(MLB)。その華やかな舞台の中心にいたのは、もちろんドジャースの大谷翔平選手だ。50本塁打と50盗塁を記録するという前人未到の快挙を成し遂げ、野球史に新たな1ページを刻んだ。さらに、MLBで活躍する他の日本人選手たちの存在も大きな話題となった。大谷選手のチームメート、山本由伸選手はMLBデビューイヤーでレギュラーシーズン7勝を挙げ、ケガによる約3カ月間の離脱を乗り越えてチームの勝利に貢献した。開幕でドジャースと対戦したパドレスのダルビッシュ有選手は日米通算200勝を達成するなど、38歳になっても衰えを見せず、多彩な球種を自在に操る投球術で活躍。同じくパドレスの松井裕樹選手は64試合に登板し、安定した投球でチームに欠かせない存在となった。そして、今シーズンはドジャースがヤンキースとの激闘の末にワールドシリーズを制覇し、ファンを歓喜の渦に巻き込んだ。
pick up 3:パリオリンピック&パラリンピックで日本勢が大活躍!
夏には、世界が注目するパリオリンピック&パラリンピックが開催された。日本代表選手たちは、歴史的な舞台で過去最高のパフォーマンスを発揮。海外開催のオリンピックとしては過去最多の合計45個、パラリンピックも合計41個のメダルを獲得。オリンピックでは、男子ゴルフの松山英樹選手が銅メダルを獲得して注目された。長いプレッシャーの中でも冷静なプレーを続け、最終ホールでの劇的なショットは、多くのファンの記憶に刻まれた。また、男女ともにバスケットボールやバレーボールではメダルには届かなかったものの、選手たちの熱い戦いとチームワークは観客に深い感動を与えた。バスケットボールでは八村塁選手と河村勇輝選手がNBA、日本へ帰国した渡邊雄太選手がBリーグ、バレーボールでは石川祐希選手がセリエA、日本へ帰国した高橋藍選手(※「高」は正しくは「はしご高」)や西田有志選手がSVリーグで躍動するなど、オリンピック後も国内外で活躍する選手たちから目が離せない。
pick up 4:「SHOGUN 将軍」エミー賞18冠!ゴールデングローブ賞4部門ノミネート!日本の美が世界を魅了
歴史とドラマが融合した壮大な物語「SHOGUN 将軍」が、エミー賞で18冠を達成。主演・プロデュースを務めた真田広之氏の名演技と情熱が、この大作を真に世界規模の傑作へと昇華させた。また、アンナ・サワイ氏が日本人として初めて主演女優賞を受賞した。この作品が描いたのは、侍の生きざまや戦乱の時代の苦悩、そして静かに息づく日本文化の美しさだ。特に視覚的な魅力は圧巻で、細部に至るまで徹底したこだわりが光った。さらに、この作品の特徴として、セリフの大部分が日本語である点が挙げられる。日本語を中心に描かれることで、物語にリアリティーと深みが増し、日本文化の美しさがより鮮明に表現されている。2025年1月6日(日本時間)に発表予定の第82回ゴールデングローブ賞®テレビドラマ部門でも4部門にノミネートされている。(作品賞/主演男優賞:真田広之/主演女優賞:アンナ・サワイ/助演男優賞:浅野忠信)
pick up 5:選挙イヤーの2024年、国内外で激動の政治が展開!
政治の世界も大きな転換期を迎えた激動の一年だった。国内では、東京都知事選で現職の小池百合子氏が約292万票を獲得し再選を果たした。自民党総裁選では石破茂氏が新たな総裁に選ばれ、そのまま第103代首相に就任した。しかし、衆議院選挙では自民党と公明党による与党連合が過半数を割り、野党の発言力が増すことに。日本の政治構造に大きな影響を与える結果となった。国際政治に目を向けると、アメリカ大統領選が全世界の注目を集めた。共和党から立候補したドナルド・トランプ氏と、民主党から立候補したカマラ・ハリス副大統領が対決し、激しい選挙戦が展開された。ハリス氏は女性初の大統領を目指し、多様性や平等を前面に打ち出したキャンペーンを展開したが、トランプ氏は経済政策や強硬な外交姿勢を中心に支持を集め、勢いを取り戻した。接戦の末、トランプ氏が最終的に勝利を収め、再び大統領の座に就任。新たな政治の時代が始まることとなった。
2024年は、感動や驚きに満ちた年となった。私たちの日常を彩り、新たな活力を与えてくれた、この一年に起きた数々の出来事に思いをはせつつ、2025年がさらに素晴らしい瞬間で満たされることを期待したい。
※以下の対象データおよび対象世帯をもとに、J:COMでテレビ視聴が伸びていた日を抽出し、参考データとして利用
対象データ:2024/1/1~2024/11/6までの地上波・BS・CSで放送の、ニュース・スポーツ・ワイドショー番組視聴データ
対象世帯:J:COM LINK・Smart J:COM Box・4K J:COM Box利用世帯、視聴データの利用許諾あり
文/菅陽子