ディンユーシー(丁禹兮)のさまざまなイケメンビジュが楽しめる中国ドラマ「七時吉祥」
韓国・アジアドラマ CS初
2026.01.16
ディン・ユーシー(丁禹兮)とヤン・チャオユエ(楊超越)が初共演を果たしたファンタジー時代劇「七時吉祥~エンドレス・ラブ~」。大ヒット作「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」の制作チームが手がけた本作は、配信前から本国で大きな注目を集め、視聴予約数は620万人を突破。配信開始後も、視聴数や急上昇率など各種ランキングで上位を席巻した。神々が住む天界と人間界を舞台に、美しさと切なさが交錯する壮大な愛の物語が描かれる。

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実力派ディン・ユーシーが愛を知らない天界の戦神を熱演
高校時代、エキストラのアルバイトをきっかけに芝居の魅力に惹かれたディン・ユーシー。上海電影芸術職業学院で演劇を学んだ後、演劇芸術分野に特化した名門・上海戯劇学院継続教育学院の監督科を卒業するなど、俳優として確かな基礎を築いてきた。演技や演出を体系的に学んだ経験は、単なる"かっこよさ"にとどまらず、内面の揺れや感情の機微まで丁寧に表現する現在の演技力の礎となっている。
ファンタジー時代劇である本作で彼が演じるのは、天界を守護する戦神・初空(しょこう)。3万年前、妖魔・滄海(そうかい)との戦いで元神(神仙の命の精髄)を損傷し、力が半減した過去を持つ人物だ。そんな折、倒したはずの滄海の復活を告げる神託が下り、兄である天帝は、初空にこれまで避けてきた「情愛の修行」を命じる。
強さとカリスマ性を兼ね備えながら、3万年もの間、"浮いた話"とは無縁だった初空。再び強大な敵と戦うため、下界での転生を通じて情愛を学ぶ試練に繰り返し挑むことになる。その過程で、身分も姿も異なるさまざまな人物へと転生していく初空を、ディン・ユーシーは豊かな表現力で演じ分け、本作の大きな見どころとなっている。

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何度も楽しめる!ディン・ユーシーが振り幅のある演技
初空の相手探しを任されたのは、天界で万物の縁を司る姻縁閣(いんえんかく)。そこで縁結びを担うヤン・チャオユエ演じる仙女・祥雲(しょううん)は、初空を慕う姫との縁結びを試みるが、ひょんなことから自分自身が、古代より伝わる"赤い糸"によって初空と結ばれてしまう。一刻も早く元神を回復させたい初空は、祥雲に転生修行を共にするよう命じ、二人は下界へと旅立つ。その最初の転生先は、まさかの猪と虎。人間の姿ではないため、ディン・ユーシーとヤン・チャオユエ本人が扮(ふん)しているわけではないが、想像を超える設定のかわいらしさと意外性に、思わず引き込まれる。
次の転生では、2人は武将の家に生まれた幼なじみの許婚同士となる。天界での記憶を失った初空に対し、祥雲だけは記憶を保ったまま人間界へと転生。ある理由から婚姻を破断にしようとするが、初空が転生した若き将軍・陸長空(りくちょうこう)は、祥雲が転生した宋祥雲(そうしょううん)に真っすぐな想いを寄せている。ディン・ユーシーは、同じ顔であることを感じさせないほど、クールで孤高な初空とは異なる、陸長空の強さと優しさを体現。役柄ごとの感情の温度差を丁寧に表現し、全く別のキャラクターとして見る者を引き込む。
さらに20歳までしか生きられない病を抱えた師匠と弟子や、魂が入れ替わった夫婦などに転生していく。天界の神から人間界の凛々しい武将、さらには男性の体にヒロインの魂が宿る役どころや妖怪にまで姿を変え、ディン・ユーシーは次々と異なる顔を見せる。強く挑発的な視線から優しく潤んだ瞳への変化、固い意志を感じさせる口元がふと緩む瞬間ににじむ深い愛情、コミカルで思わず笑ってしまうかわいらしさから、胸を打つ涙の演技、迫力あるアクションまで――ディン・ユーシーの圧倒的な振り幅と表現力を存分に堪能できる。

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天界と人間界を越えて描かれる、情愛が紡ぐ壮大な愛
何度も繰り返される転生の中で、主人公たちはそのたびに異なるかたちの情愛を経験していく。1作品でありながら、転生ごとにまったく別のドラマを見ているかのような、ぜいたくな構成も本作の大きな魅力だ。下界での命が尽きれば、2人は再び天界へと戻る。その道程には、思わず笑ってしまう場面もあれば、ライバルの登場による緊張感、切なさやシリアスな展開、そして心をくすぐる胸キュンまでが詰め込まれている。"情愛の修行"という名の下、少しずつ育まれていく愛の行方から目が離せない。
一つ一つの転生エピソード自体もドラマチックだが、何より心を打つのは、それら全てが一本の物語として収束していく点だ。愛を知っていった主人公たちがたどり着く未来、修行の果てに明かされる過去の真相と避けられぬ宿命は、見る者の心を大きく揺さぶる。「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」をはじめ、多くの原作が映像化されヒットを生み出してきた人気作家・九鷺非香(じうるーふぇいしゃん)の手腕が、本作でも存分に発揮されている。
ため息がこぼれるほど美しい古装とともに、七変化以上の演技で初空を体現するディン・ユーシー。ドジな下っ端仙女から、内に秘めた強さを持つ存在へと成長していく祥雲を、可憐(かれん)さと芯の強さを併せ持って演じるヤン・チャオユエ。二人が紡ぐ愛の軌跡は、物語に深い余韻をもたらす。さらに、二人を取り巻くキャラクターたちの関係性が複雑に絡み合い、コミカルなやり取りから、サスペンスやミステリー要素までが巧みに織り込まれていく。多彩な魅力が凝縮されたファンタジーロマンス時代劇として、最後まで夢中になるはずだ。
文/神野栄子




