ジンティエン(景甜)と理想のパートナーに!「灼灼風流」でウィリアムフォン(馮紹峰)が紡ぐ宮廷ロマンス

ジンティエン(景甜)と理想のパートナーに!「灼灼風流」でウィリアムフォン(馮紹峰)が紡ぐ宮廷ロマンス

国際派女優ジン・ティエン(景甜)と、実力派として名高いウィリアム・フォン(馮紹峰)が共演する「灼灼風流~宮中に咲く愛の華~」。人気、実力ともにトップクラスの二人が織りなす、官職を志す才気あふれる女性と、皇帝の弟で心に深い傷を抱えた王による大人のロマンス史劇だ。それぞれが秘めた使命を胸に、宮中で渦巻く陰謀に立ち向かいながら絆を深めていく姿は、ドラマティックで胸に迫る。

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ジン・ティエンが自ら運命を切り開く強いヒロインに!

2016年、チャン・イーモウ監督作『グレートウォール』でハリウッドデビューを果たし、『キングコング:髑髏島の巨神』『パシフィック・リム:アップライジング』など大作に立て続けに出演したジン・ティエン。国際舞台で存在感を示した後、中国ドラマ界に復帰し、シュー・カイ(許凱)と共演したヒット作「楽游原」をはじめ、多彩な役柄で魅力を発揮している。

ジン・ティエンの大きな瞳は、愛らしさと華やかさをもたらす一方、意志の光を宿した瞬間には思わず目を奪われるほどの強さを感じさせる。本作で彼女が演じるのは、富豪一家の七女・慕琦(ぼき)。後に慕灼華(ぼしゃくか)と名を改め、逆境の中で自ら道を切り開いていくヒロインだ。ジン・ティエン特有の凛(りん)としたまなざしが、彼女の芯の強さを際立たせ、大きな魅力となっている。

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幼い頃から官職に就くことを夢見て、医術まで習得した才女・灼華。多くの側室を抱える当主である父の下で育ち、異父姉妹からは「本の虫」と揶揄(やゆ)されても、勉学だけは決して手放さなかった。それは、側室の一人だった母から授けられた「自分の運命を他人に委ねてはいけない」という言葉を胸に刻んでいたからだ。やがて父によって結婚を決められた灼華は、父が18人目の側室を迎える祝宴の喧騒(けんそう)を利用して家を抜け出す。

侍女一人を連れ、向かった先は都。官職の登用試験である科挙に挑むため、医術で生計を立てながら試験準備に励む日々が始まる。官職に就けば自立した人生を切り開けるが、その道は男性社会のため困難も多い。それでも灼華は、時にしたたかさを見せながら、自らの力で未来をつかもうとする聡明な女性だ。そんな芯の強いヒロイン像を、ジン・ティエンは豊かな表情で鮮やかに体現している。

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深い傷を抱えた王を演じるウィリアム・フォンの存在感

慕灼華とロマンスを紡ぐ相手、南宸定王(なんしんていおう)・劉衍(りゅうえん)を演じるのはウィリアム・フォン。「蘭陵王」で人気を確立し、「明蘭~才媛の春~」「永楽帝~大明天下の輝き~」などで、威厳ある皇帝から思いやりあふれる夫まで、多彩な役柄を自在に演じてきた。重厚さと色気を兼ね備えた存在感は、時代劇に欠かせない実力派としての地位を確かなものにしている。

"虎"と恐れられる劉衍だが、その名声の裏には、かつて戦場で配下の裏切りに遭い、3万の兵を失ったという深い傷がある。その悲劇の真相を追う中で、彼は灼華と出会うことになる。さらに、女性にも科挙の受験を認めるよう制度を再開したのも劉衍であり、それは官職を目指す灼華にとってまさに運命的な出来事だった。

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灼華が思わず「端正な顔」と見惚(みと)れ、さらには「定王様は後ろ姿も凛々しいのね」と心の中でつぶやいてしまうほど、劉衍は文句なしのイケメン。心身に深い傷を抱える今は荒々しさを抑えているものの、いざという時には灼華を守る揺るぎない強さを見せる。また皇族という立場にありながらおごらず、庶民である灼華を含め周囲の人々を分け隔てなく尊重する姿勢も魅力の一つだ。

そんな堂々たるかっこよさとは裏腹に、灼華のとっぴな言動に思わず目をパチパチさせたり、ふと表情が緩んだりする姿がなんとも愛らしい。ウィリアム・フォンが放つ圧倒的な存在感に、ほんのり影を宿した憂いと色気、そして絶妙なかわいさが加わることで、劉衍がより厚みのある魅力的なキャラクターに仕上がっている。

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互いの才能を認め合う二人――大人のロマンスが動き出す

最初は互いを利用し合いながら、必要に応じて協力するだけの関係だった灼華と劉衍。しかし関わりを重ねるうちに、相手の才覚や誠意に触れ、次第に尊敬と信頼が芽生えていく。互いに胸に秘めた目的や過去があるため、引かれ合っているのが分かってもなかなか恋愛へと踏み出せない。そのもどかしさこそが、大人のロマンスならではの魅力。ゆっくり、ゆっくりと距離を縮めていく二人の関係は、静かに心をつかんで離さない。

灼華と劉衍が魅力的なのは、時代劇でありながら現代にも通じる先進性を備えている点だ。
灼華は、美しい花のように飾られる存在ではなく、「寒さや風雨に負けない大木になりたい」と、自分の足で立つ人生をはっきりと望んでいる。だからこそ差別や偏見に屈することなく前へ進む姿が痛快だ。これまでの作品では、女装や男装で科挙に挑んだり、男性社会に飛び込んだりといった展開が多い中、本作では女性として才能が認められていく点も新鮮で魅力的といえる。

対して劉衍は、才能あるものは男性も女性も関係ないという価値観を持つ人物。男性中心の官職の世界へ挑む灼華の背中を押し、その夢を尊重し支える懐の深さが光る。二人の関係性には、時代を超えて共感できるパートナーとしての理想形が見えてくる。

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そんな二人を待ち受けるのは、宮中を舞台に渦巻く権力闘争や陰謀の数々。灼華は持ち前の正義感と賢さで機転を利かせ、次々と難局に挑んでいく。一方の定王は、包み込むような優しさで灼華を支えながら、自らの苦難にも毅然と向き合う。身分の差こそあれ、互いを信頼し合う良きパートナーとして、二人は訪れる試練を共に乗り越えていく。本作は、大人のロマンスと重厚な宮廷ドラマ、その両方をじっくり味わえる一作だ。

文/神野栄子

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