アンジェラベイビー(楊穎)とソンウェイロン(宋威龍)が最新ドラマ「相思令」で紡ぐ愛

アンジェラベイビー(楊穎)とソンウェイロン(宋威龍)が最新ドラマ「相思令」で紡ぐ愛

ファッション誌のモデルやレミオロメンのMV出演など日本でも活躍し、人気の女優アンジェラベイビー(楊穎)。そんな彼女が主演を務める最新の中国史劇「相思令(そうしれい)~君綺羅(くんきら)と玄烈(げんれつ)~」が、2025年1月に中国で配信されるや大きな話題を呼び、早くも女性チャンネル♪LaLa TVで日本初放送される。北泫(ほくけん)・焱南(えんなん)・西鑲(せいしょう)の三国が覇を競う戦乱の世で、敵同士として出会った男女が、策略と陰謀が渦巻く中で次第に惹かれ合っていく――壮大なスケールで描かれる愛と宿命の物語だ。

20251114_sousirei_02.jpg

アンジェラベイビーがワケあり男装ヒロインに!

"アジア一の美女"との呼び声高く、中国のSNS、Weibo(微博)では1億500万人以上のフォロワーを誇るアンジェラベイビー。そんな彼女が本作で演じるのは、商業が発展した焱南の名門商家・君(くん)家の長女・君綺羅(くんきら)だ。君家が設計する武器は、国を守るために欠かせない重要な存在。しかし、その設計技術を受け継ぐ百工(ひゃっこう)は代々、男性のみが継承を許されてきた。そんな中、綺羅はある理由から男装し、長男・君非凡(くんひぼん)のふりをして伝承者の道を歩み、家業を見事に切り盛りしていく。

過去にも「孤高の花 -General & I-」などで男装の役を演じてきたアンジェラベイビーだが、今回の彼女はひと味違う。凛(りん)とした眉、意志を宿す大きな瞳、通った鼻筋――その完璧な美貌が、家を背負い男性として生きる覚悟を際立たせる。気品と力強さを併せ持つ立ち振る舞いにも、思わず見とれてしまう。

20251114_sousirei_03.jpg

敵同士として出会ってしまった二人の恋の行方

アンジェラベイビーとW主演を務めるのは、若手実力派俳優ソン・ウェイロン(宋威龍)。「トキメキ☆雲上(ユンシャン)学堂スキャンダル ~漂亮書生~」や「君小盟」などで注目を集め、端正なルックスと確かな演技力で人気上昇中だ。本作で彼が演じるのは、北泫の玄(げん)部族長・玄烈(げんれつ)。北泫では、玄、奚(けい)、羅(ら)、孫(そん)、蘇(そ)の五つの部族が政権を巡って対立しており、玄烈はその中で一族を率いて国家の行く末を背負う存在として描かれる。

玄烈の父は、焱南の百工が作り出した武器によって命を落としていた。以来、彼はその百工の伝承者である君非凡への復讐(ふくしゅう)の機会を密かにうかがっていた。一方、君綺羅は父の反対を押し切り、武器改良に必要な希少鉱石・玄鉄晶石を探すため、商隊と共に危険な地へと旅立つ。しかしその道中、馬賊の襲撃を受け、そこに兵を率いた玄烈が現れる。モデル出身のソン・ウェイロンは、整った顔立ちと抜群のスタイルでアンジェラベイビーと並んでも引けを取らない。馬にまたがりさっそうと登場するシーンでは、鋭いまなざしとワイルドな姿が印象的で、思わず息をのむほどの存在感だ。"顔面最強"ともいえる二人の出会いが、この先どんな運命を紡いでいくのか期待が高まる。

20251114_sousirei_04.jpg

知略と美貌で魅せる新たな"双強カップル"誕生!

運命的な出会いを果たした君綺羅と玄烈だが、その始まりは敵同士だった。玄烈は捕らえた君綺羅たちの荷物の中から兵器を発見し、不審感を抱く。さらに彼の鋭い観察眼は、君綺羅が男装していることもすぐに見抜いてしまう。絶体絶命の状況の中、君綺羅はとっさに機転を利かせ、君非凡の侍女であり恋人だと偽ってその場を切り抜ける。そのわずかな表情の揺れや、内に秘めた緊張をアンジェラベイビーが繊細に演じ分け、見る者を惹きつける。初対面から互いに一歩も譲らない、知略と洞察の応酬――まさに"双強カップル"の名にふさわしい知的な駆け引きが展開される。やがて、敵同士でありながらも助け、助けられる関係へと変化していく二人。誤解やすれ違いを繰り返しながらも惹かれ合う姿に胸が高鳴る。

近年の中国ドラマ界では、シュー・カイ(許凱)とジン・ティエン(景甜)が共演した「楽游原」など、男女共に強く賢い主人公が物語を動かす"双強カップル"がトレンドとなっている。本作の君綺羅と玄烈も、まさにその代表格といえる。知略に優れ、勇気を持って運命に立ち向かうヒロイン・君綺羅。アンジェラベイビーがこれまで以上に凛々(りり)しく、しなやかな強さをまとい、新たな魅力を放つ。美しさだけではない、確かな存在感で物語をけん引する彼女の姿にきっと心を奪われるだろう。

文/神野栄子

韓国・アジアドラマ 連載コラム

もっとみる

韓国・アジアドラマ インタビュー

もっとみる