「陳情令」のコンサート&ドキュメンタリーも!ワン・イーボーの演技や歌声、素顔を堪能できるオススメ作品5選
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2025.03.04
若手トップスターとして揺るぎない地位を築いているワン・イーボー。ドラマや、名優トニー・レオンと共演した『無名』(2024年)など映画への出演も相次いでいるほか、歌手、ダンサー、トップブランドのイメージキャラクター、さらにバイクレーサーなどマルチな活躍が続く。そんなワン・イーボーの魅力を知ることができる、ドラマからコンサート、ドキュメンタリーまでご紹介!
■陳情令
シャオ・ジャンと共に主演を務めた本作は、アジアのみならず全世界でヒットし、2人とも一躍スターダムに駆け上がった。シャオ・ジャン演じる自由奔放で正義感が強い魏無羨(ウェイ・ウーシエン)に対して、ワン・イーボーは無口で品行方正な藍忘機(ラン・ワンジー)を好演。まったく性格が違う2人が、最悪の出会いから唯一無二の友として絆を深め、ある謎の真実を追う姿が胸を熱くする。ストイックともいえる藍忘機の厳しくも美しい表情、清廉潔白さを映し出す白い装束の着こなし、そして高い身体能力による華麗なアクションまで、ワン・イーボーの姿形、能力が余すところなく発揮されて、キャラクターをより魅力的なものにしている。
■陳情令コンサート~Japan Special Mix Edition~
大ヒットドラマ「陳情令」のスペシャル番組として、2019年9月21日にタイ・バンコクで開催された「陳情令ファンミーティング」と、2019年11月1日、2日に中国・南京で開催された「陳情令中国風コンサート」の3公演を日本向けに特別編集。主要キャストが勢ぞろいし、撮影時を振り返るトークや、それぞれのキャラクターソングを歌唱している。17歳で中韓混合のボーイズグループ・UNIQ(ユニーク)のメンバーとしてデビューしたワン・イーボーも、その澄んだ歌声を披露。彼が演じた藍忘機の楽曲「忘れない-不忘-」でドラマの世界が一気によみがえり、シャオ・ジャンと時に顔を見合わせて一緒に歌う主題歌「忘羨(ワンシェン)」が胸にしみる。
■陳情令スペシャルドキュメンタリー
前半は「陳情令コンサート」の舞台裏がまとめられ、リハーサル時の私服姿やシャオ・ジャンと言葉を交わす姿も。後半ではドラマの制作秘話を紹介しており、撮影に入る前の役作り段階や脚本の読み合わせなど、ここから大ヒットドラマが出来上がっていくのかという様子にワクワクする。ワン・イーボーはインタビューで「僕は知らない人に会ったときは、人見知りをして素っ気ない」と自分について明かしているが、シャオ・ジャンが「人見知りかもしれない。だから一緒に演じるとリアルに感じました」と語っているのを聞くと、本当に役柄とぴったりハマっていたのだと実感する。
■風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~
唐の時代を背景に、身分も性格も相反する2人が事件の真相を追うアクション&サスペンス大作。ワン・イーボーは朝廷高官の次男である百里弘毅(ひゃくりこうき)を演じる。博識で分析力も抜群な"お坊ちゃま"で食通だが、生まれつき情に欠ける欠点があるというキャラクターだ。そんな百里弘毅の父親が殺害されたことをきっかけに、彼の相棒となっていく高秉燭(こうへいしょく)を務めるのはベテラン俳優、ホアン・シュエン。貧民街出身で復讐(ふくしゅう)に燃えるワイルドな切れ者を、さすがのたたずまいと演技で見せれば、ワン・イーボーも良家の御曹司たる雰囲気を漂わせながら、クールだが熱いものを秘めた切れ者として、異色のバディを面白くしている。また、ワン・イーボーは舞台となる洛陽出身という縁もある。
■冰雨火(ひょううか)~BEING A HERO~
古装といわれる時代劇の服装がよく似合うワン・イーボーだが、本作はチェン・シャオとW主演した現代劇。ワン・イーボーは正義感が強い若き麻薬取締官・陳宇(チェン・ユー)、チェン・シャオは父を麻薬組織に殺された呉振峰(ウー・ジェンフォン)を演じ、昔なじみの2人がそれぞれの思いを抱えながら、麻薬組織に迫っていく様を描く。凶悪な組織と対峙(たいじ)するサスペンスフルな展開の中で、ワン・イーボーが体現する真面目だが無鉄砲な陳宇の鋭い目つきと、使命に燃える熱き心が光る。また、全体の3割を占めるというハードなアクションシーンにも見事に応え、骨太なドラマをけん引する。
文/神野栄子