中国エンタメ界が誇る注目イケメン!シャオ・ジャン(肖戦)、ワン・イーボー(王一博)、シュー・カイ(許凱)の魅力に迫る
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2024.11.03
シャオ・ジャン(肖戦)、ワン・イーボー(王一博)、シュー・カイ(許凱)。もはや"NEXT"とは表現できないほど、ドラマや映画に次々と主演し、中国のエンターテインメント界をけん引している3人だ。今回は、3人の代表作である「陳情令」、「冰雨火(ひょううか)~BEING A HERO~」、「千古の愛、天上の詩」の見どころとともに彼らの魅力に迫っていきたい。
■シャオ・ジャン×ワン・イーボー主演「陳情令」
(C)2019 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
1991年生まれのシャオ・ジャンと1997年生まれのワン・イーボーを一躍スターダムにのし上げた2019年制作のファンタジー時代劇「陳情令」。中国のみならずアジア、欧米とワールドワイドなヒット作になった要因は、男性同士のアツい友情、絆を意味する"ブロマンス"の物語だ。シャオ・ジャンは自由奔放な魏無羨(ウェイ・ウーシェン)、ワン・イーボーは冷静沈着で品行方正な藍忘機(ラン・ワンジー)に扮し、5つの世家が治める天下の均衡が崩れ、激動の運命に巻き込まれる中で深まる絆を表現。共にアイドル出身でイケメンぶりはお墨付きだった2人は、動と静とでもいうような対照的な役柄がハマり、アクションも華麗にこなしながら物語の耽美な世界観を大いに盛り上げた。特にシャオ・ジャンは、抗争で追い詰められて断崖から身を投げ、16年後に呪術で復活するという難しい役どころ。序盤の愛くるしい笑顔が消えて、絶望、そして破滅しかねない危うさをはらむ様子を巧みに表現し、圧倒的な演技力を披露している。
■ワン・イーボー主演「冰雨火(ひょううか)~BEING A HERO~」
(C)2022 China International Television Corporation
「陳情令」でのクールさが魅力的だったワン・イーボー。チェン・シャオとW主演する現代劇「冰雨火(ひょううか)~BEING A HERO~」(2022年)では、鋭い観察眼を持つ優秀な警察官・陳宇(チェン・ユー)を演じる。持ち前の切れ長の目がその鋭さにぴったりで、目の動きに何かあるのではないかと自然と引き付けられる。ワン・イーボーの細やかなところまで気を配った演技が光る。物語は、警察と麻薬密売組織の戦いが展開。陳宇は麻薬取締官として捜査するなかで、チェン・シャオ演じる昔なじみの呉振峰(ウー・ジェンフォン)と再会することに。呉振峰は麻薬組織に殺された父の復讐の機会を狙っていたところ、ある殺人事件の容疑者となってしまった。強い信念を持ちながら闇の世界にいる昔なじみに対して、正義感という熱さを秘めた陳宇。本作も男同士の絆に心揺さぶられるが、端正なルックスのかっこよさだけではない、作品ごとにキャラクターに順応するワン・イーボーのすごさを実感できるはずだ。
■シュー・カイ主演「千古の愛、天上の詩」
(C)Tencent Penguin Pictures. All Rights Reserved.
1995年生まれのシュー・カイは、2018年の「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」でブレークし、多くの時代劇に出演。小動物系ともいえる甘い顔立ちだが、身長185cmのスラリとした体形で、古装(こそう)といわれる中国の伝統的な衣装を着こなし、優美なたたずまいは群を抜いている。「千古の愛、天上の詩」(2021年)も、その古装姿で登場する。舞台となるのは神話の世界というファンタジーもので、シュー・カイは、神界、仙界、妖界からなる天界を治める4人の真神の一人、白玦(はくけつ)を演じる。真神のうち唯一の女神で、未熟ながら将来は大きな試練に立ち向かわなければならない上古(じょうこ、チョウ・ドンユィ)を指導するうちに恋心が芽生える白玦。厳格&堅物で"氷男"とも呼ばれる一方で、時折おちゃめさが表に出てくるところにキュンとするキャラクターを丁寧に見せる。かっこよさとキュートさ、シュー・カイの魅力を余すところなく堪能できる作品だ。
文/神野栄子