イム・シワン、チェ・ウシクら韓国ドラマを輝かせたスターが集結「第3回 青龍シリーズアワード」
韓国・アジアドラマ 日本初
2024.10.19
7月19日に開かれた韓国の授賞式「青龍シリーズアワード」の模様がKBS Worldで日本初放送される。青龍シリーズアワードは、韓国で最も権威のある映画授賞式「青龍映画賞」のスピンオフとして2022年に創設。動画配信サービス(OTT)のオリジナルシリーズとして公開されている作品を対象にしており、今年で3回目を迎える授賞式だ。
審査の対象となるのは、Netflixやディズニープラスなど動画配信サービスで公開された韓国の映像作品。グローバルな配信サービスだけでなく、Coupang PlayやTVINGといった韓国発のプラットフォームの配信作品も対象となる。
イム・シワン (C)KBS
OTTの普及により韓国ドラマのグローバルな人気がさらに加速する中、各サービスは一流のキャストを起用し多額の制作費を投じてハイクオリティーな作品を全世界に送り出している。日本の韓国ドラマファンをうならせた作品も多く、Netflixオリジナルの「D.P. -脱走兵追跡官-」と「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」はそれぞれ歴代の青龍シリーズアワードで最優秀作品賞を受賞した。
■映画賞にも負けない豪華な顔ぶれがそろう
チェ・ウシク (C)KBS
今回ノミネートされた顔ぶれを見ると、男性陣では「少年時代」のイム・シワン、「殺人者のパラドックス」のチェ・ウシク、「サムシクおじさん」のピョン・ヨハンらが並ぶ。女性陣では「今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー」のパク・ボヨン、「ムービング」ハン・ヒョジュといった面々が名を連ねる。配信作品のみを対象とした授賞式でもこれほどの豪華な顔ぶれがそろうあたりに、韓国配信ドラマのレベルの高さをうかがい知ることができるだろう。
注目すべきはノミネート俳優だけではない。青龍シリーズアワードでは主に昨年の受賞者がプレゼンターを務めており、人気スターたちによって今年の受賞者が発表される。
今回は「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」のソン・ヘギョ、「ナルコの神」のハ・ジョンウをはじめ、「アンナ」のスジ、「代理リベンジ」のシン・イェウン、「弱いヒーロー Class1」のパク・ジフンらもプレゼンターとして登場。受賞者発表前のスピーチでは昨年の受賞の瞬間に思いをはせる場面や、プレゼンター同士で話に花を咲かせる場面もあり、普段はなかなか見られない一面を垣間見ることができる場にもなっている。
■バラエティ部門や祝賀公演も必見
(G)I-DLE (C)KBS
また、青龍シリーズアワードにはドラマ部門だけでなくバラエティ部門も設けられており、最優秀作品賞やバラエティタレント賞といった5つの賞が贈られる。俳優の面々とは一味違った受賞スピーチにも注目だ。
授賞式の始まりや中盤に挟まれる祝賀公演も見逃せない。今回のオープニングにはサバイバル番組「STREET MAN FIGHTER」で2位になったWe Dem Boyzが登場。ノミネート作品をオマージュしたステージを見せ、会場のボルテージはマックスに。
中盤では、ガールズグループの(G)I-DLE、そして歌手のパク・ジェボムが登場し、それぞれの個性を存分に発揮するステージングで会場を盛り上げる。そんな公演を熱のこもった目で見つめ、時にノリノリで楽しむ俳優たちの姿も、こうした授賞式の場だからこそ見られる貴重な場面だ。
番組の中盤には、授賞式前に行われたレッドカーペットの映像も。配信作品の総決算にふさわしい祝祭の一夜を、ぜひテレビの前で堪能しよう。
文/元永真