玉木宏が演じる史上最強主夫にギャップ萌え!

玉木宏が演じる史上最強主夫にギャップ萌え!

2001年公開の映画『ウォーターボーイズ』で注目を集めて以降、さまざまな映画やドラマなどで活躍中の俳優・玉木宏。数々の作品で、爽やかでクールなイケメンオーラと説得力のある芝居を披露してきた彼も、役者人生が長くなるにつれて演じる役柄も多彩に。今年1月に公開された映画『ゴールデンカムイ』では、物語随一の怪しいビジュアルを誇るカリスマ的存在・鶴見篤四郎役を見事に演じ、原作ファンをうならせた。また、9月スタートのBS時代劇「おいち不思議がたり」では、葵わかな演じる主人公・おいちの父でもある医師・松庵役を演じる。そんな玉木が、史上最強の主夫役で、弾けた演技を披露しているのが、人気コミック原作の任侠コメディー「極主夫道」だ。

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「極主夫道」
(C)おおのこうすけ / 新潮社・読売テレビ

大きな抗争が起こった時、たった一人で敵の組に乗り込み、一晩のうちに壊滅させたという伝説を持つ、元極道の龍(玉木宏)。今では足を洗い、掃除・洗濯・料理と、全ての家事を担う専業主夫として、妻の美久(川口春奈)と娘の向日葵(白鳥玉季)、飼い猫の銀と平穏に暮らしていた。しかし、染みついた極道の流儀は抜けきることなく、龍は今日も道端や商店街で、世の中と仁義を斬りまくる。

玉木が演じる龍は、裏社会の住人という印象を与えてしまうビジュアルながら、家族を支える専業主夫ライフを心から愛している元極道。初登場シーンでも鍛え上げられた肉体を披露しながら、額から頬にかけて刀傷のある顔にサングラスをかけ、龍のイカつさを視聴者に焼き付ける。しかし、彼が身支度をして取りかかるのは、家族のための食事の準備。その後も、職務質問しようと彼を引き留めた警官に「主夫なめとったらあかんぞ」とたんかを切ったり、買ったばかりの自動掃除マシーンに「何をやっとるんや!もっと角とかカチ込め!」とげきを飛ばしたり、極道の流儀にのっとった言動をとってしまう龍。そんなギャップだらけの主人公を玉木は、渾身(こんしん)の変顔と振り切った叫び声という終始ハイテンションな演技で体現する。

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「極主夫道 爆笑!カチコミSP」
(C)おおのこうすけ/新潮社・ytv

本作では原作には存在しなかった義理の娘・向日葵がオリジナルキャラクターとして登場。守るべき家族が増えることで、龍の優しさが発揮されるシーンが倍増した。妻の美久が遅刻するからと食べてくれなかった朝食を向日葵が口にする場面では、その様子を見つめる玉木の表情からは「ホンマにうちの娘はかわいいのう」「おいしそうに食べてくれて良かった」という龍の心の声がだだ漏れに。その後も、娘がいることで描くことが可能となったさまざまな物語が、龍というキャラクターをさらに輝かせる。

また、フリースタイルラップ、体内に侵入したウイルスとのバトルなど、体を張った演技に全力を注ぎ込む玉木。ハロウィンお楽しみ会で披露する桃太郎のコスプレや、その際に見せる劇中劇の枠を超えた「極道版桃太郎」での熱演は、玉木の演技力が爆発する必見シーンだ。

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「極主夫道 ザ・シネマ」
(C)2022「極主夫道 ザ・シネマ」製作委員会

龍の元舎弟・雅役の志尊淳、所属していた天雀会のドン・江口菊次郎役の竹中直人、その妻・雲雀を演じる稲森いずみ、龍を主婦仲間として認めて婦人会のメンバーに迎えた会長・田中役のMEGUMI、出所してクレープの移動販売を営む伝説の元極道・虎二郎役の滝藤賢一など、人気俳優陣が玉木に勝るとも劣らないハイテンションな演技を披露している本作。愛に満ちあふれた最強の主夫が奮闘するドタバタ痛快劇は、見る者を笑顔にしてくれるはずだ。

文/中村実香

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